罪と罰
アダムとエヴァの禁断の木の実を食べた事による罪は子孫にも受け継がれる事になります。
神様は、アダム(男性)には苦労して働かないと食べ物を得られなくなる罰を、エヴァ(女性)には夫に支配され依存する罰と出産に苦しむ罰を与えました。
サタンにはエヴァの子孫に頭を砕かれるだろうと予言しました。
楽園を追放されたアダムとエヴァですが2人の息子をもうけました。
カインとアベルです。アベルは羊飼いになり、カインは耕作人になりました。
ある日の事です。2人は神様に捧げる贈り物を用意しました。
アベルは自分の事の様に可愛がっていた羊を、カインは野菜を神様に持っていきます。
神様はアベルの贈り物を好みましたが、カインの贈り物には目を向けませんでした。
それに怒ったカインはアベルを殺してしまいました。
ここで注目して欲しい点は
①罪が子孫にも受け継がれる事。
②サタンに下した予言の意味。
③何故アベルの贈り物を好んだのか?
です。
① この罪は新約聖書……イエス・キリストが出てくる話で、『神の子』イエスが処刑された事で赦された筈です。ですが、2000年以上経っても未だに苦労して働かないといけないし、出産も大変で、妻は夫に頼らないといけない状況なのは、変わりませんね。
旧約聖書のみを聖典とするユダヤ教は、イエスを『神を騙る』ペテン師扱いしてます。
ユダヤ教ではまだ、救世主は現れていないとされています。その言い分はイエスが処刑されても何ら変わらない人間の罰に分からない事もありません。
② サタンに下したのは、『イエスがサタンを滅ぼすだろう』という予言になります。
まだ悪魔サタンは倒されていません。イエスがサタンを倒した時、『神の王国』が訪れるそうです。その為には人々の神様への信仰が大事だとか……。
③ 何故、喜ばれたのか? それはアベルが自分と同等に扱っていた大切なモノを神様に贈ったからです。
アベルは神様に愛されていましたので将来訪れるだろう人が永遠に生きられる世界『神の王国』が訪れた時、復活するだろうとされています。
そして、個人的に思う事はエヴァ(女性)の扱いが酷いです。
エヴァはアダムの肋骨から産み出された、アダムに与えられた存在です。
罰も当然エヴァも苦労して働かないといけないので、罰は計3つです。アダムは1つですよ。
女性になんの恨みがあるのでしょうね。