異世界にやって来ました
目覚めて初めて見たのは大きな樹だった。
背中には柔らかい草の感触がして、自分は仰向けになっていた事に気づく。
とりあえず起き上がって周りを見てみると、背後には樹齢が千年経っていそうな気があり、前には見渡す限りの草原、上を見ると雲一つ無い晴天だった。
「ここが異世界………自分が新しく生きていく世界ですか」
1人呟いていると。
(そのとーり!ここが貴方の第二の人生である、その名もアーシラルドよ!)
直接頭の中から楽しそうな女神様の声が聞こえてきた。
「女神様!?どこから見てるんですか?」
(もちろん天界からよ!私が降臨したら一大事なんだからね!)
「まぁ、そうですけど所で女神様?」
(何かしら?)
「自分これからどこに行けば良いんですかね?都市とか街とか村はないんですか?」
(…………………………………)
「………………………………」
(あ!私これから天界でお仕事あるからあとは頑張ってねー!)
「女神様!ちょっと!それはないでしょう!女神様!もしもーし!」
この後しばらく声をかけ続けるも女神様から返事は返ってこなかった。コンチクショウ………
とりあえず歩いて補装された道を見つけたのは満月で照らされた夜の事だった。
「はぁ、道を見つけたのは良かったけど、寝泊り出来る場所が見つからないのは問題だな。洞窟くらいでも見つかれば最悪雨風を凌げるのに………」
呟きながら歩いていると微かだけど灯りが見え始めた。
「村かな?良かった………上手く交渉すれば最悪馬小屋だけでも寝かせてくれるかもしれない」
出来るだけ考えを楽観視しながら歩いて行った。
村の入り口に入ろうとしたら、槍を持った青年に槍を突き付けられた瞬間、そんな甘い考えは脆くも崩れ去った。
「山賊め!何しに来た!もう食料はお前たちに渡した筈だぞ!?」
「えーっと………怪しい人ではありませんよ?」
「嘘をつくな!怪しい身なりじゃないか!」
「これは学校の制服で日本では由緒正しい服なんですけど………」
「ガッコウ?セイフク?ニホン?何を言っているのだお前は!」
「やばい、今のはちょっと失言だった」
と、その時だった
リンゴーン リンゴーン
音と共に青年の上に白銀に輝く鐘が2つ現れたのだった。
そしてこうも鐘に書かれていた1つには『生存+a』そしてもう1つには………
『偵察途中の山賊の襲撃に遭い死亡』と書かれていた。
なんだこれ?いきなり現れて鐘の1つには物騒な事が書かれている。
突然の事態に何も喋れずにつっ立ってると。
(はぁい!お待ちかねの女神様の解説ターイム!)
「出ましたね神様、どういう事ですか神様?説明して下さい神様、ついでに降臨でもして一発顔面殴らせて下さい神様」
(神様じゃなくて女神様!嫌だわーちょっと仕事でいなくなっただけでこんなにもやさぐれるなんて、って言うか貴方、女神様の顔を殴ろうなんて怖いわね!)
「性別関係無く平等にというのが主義ですから」
(女神様は除外して欲しいわね、その主義………あ、あと私と会話する時は頭の中で念じるだけで良いわよ?じゃないと………)
「お、おい、いきなり何を言い出しているんだお前は?」
目の前にいた青年は思い切り不審者の目をしていた。あと、イタイ奴とも思われているっぽい。
「すいません、ちょっとタイ……説明する為の時間を時間を下さい」
青年から一旦距離を置き、女神様と会話に集中する。
(で、何なんですかあの鐘は?見た感じ自分しか見えないようですけど……もしかして………)
(そのとーり!これは女神の眼の力よ!これからの貴方の行動で彼の運命は決まるの!今回は分かりやすくてチュートリアルにピッタリの展開よ!今から貴方が何かしらの行動を起こして彼を山賊から守れば生存、出来なければ死亡って訳ね。勿論何もせずにいたら当然死亡だから、あと+aっていうのは女神の祝福のボーナスの事よ、今回は人命に関する事だからボーナスは期待して良いわよ?)
(人の生き死にをチュートリアルにしないでください!早く何とかしないと!!ああ、でもこの事をなんて説明すれば良いんでしょう!?)
(そうよねーいきなり「貴方、このままだと死にますよ」って言ったらインチキ商売みたいなものよねー)
焦る自分と対照的に女神様はこの状況を楽しんでいるような気がする。
(この女神様、本当に殴りたい!………とにかく考えて、まずはこの青年に自分が味方の証明をしないと)
と、村と青年を見てそして考えて閃く、この状況を何とかする術を。
一回深く深呼吸して青年のもとに戻る。青年の突き出された槍も怖じけずに、大丈夫、上手くやってみせる。そして、口を開く。
「いきなりですが山賊達がまた襲撃に来ますよ、今度は女、子供を攫って、男は皆殺しで」
「な!?」
青年は絶句していた。この勢いのまま話させてもらいます。
「自分は山賊の拠点にしている所を知っています。剣や斧で武装してる男達が約30人。今はあなた方の食料で宴会をしていましたが首領らしき男が話してましたよ?「次は女、子供だ」って」
青年の反応を窺うと、絶句していた所から立ち直った様子で
「本当なのか?」
と、真剣な表情で聞いてきたのでこちらも真剣な表情で答えた。
「実際に聞いた事ですから間違いありません」
「……………」
青年はしばらく黙り込むと
「やっぱりか………みんなはあいつの言葉に安心してたけど俺の考えは当たってたんだな………」
青年が突き出していた槍を引っ込めると哀しい表情をして話し始めた。
「山賊達が来たのは昼頃だった。お前の言う通り30人位の男達が武装してやって来たんだ。抵抗する暇も無く女や子供を人質取られて………そして食料を奪って行って………山賊達が引き始める時に首領は言ったんだ「安心しろ。もう二度とこの村には来ない。この首領、モリスの名に誓ってな!」そう言ったけど、俺は見たんだ!去って行く首領のあの無気味な笑みを!また山賊達は襲撃に来る!みんなに話しても信じてくれなくて………だったら俺達はどうするんだって戦って勝てる訳が無いって、どこに逃げればいいんだって言われて………何もいえなくて………それで………」
(1人ででも立ち向かおうとしたわけね。泣ける話だわーこの子、死んだら天国行きね)
(女神様はちょっと黙っていて下さい)
まだ話しは終わってないのだから。
「その事ですが、おそらくこの後、偵察の山賊が来る筈です。提案があります」
「………提案?」
「2人でその山賊を捕まえませんか?」
その言葉に青年は驚いた表情をして。
「捕まえる!?どうやって!?」
「落ち着いて下さい………えーっと………」
そこで初めて自己紹介していない事に気づいた。
「俺の名前はカーツだ。よろしくな」
「自分は直江悠と言います。ユウと呼んでください」
そうして2人は握手を交わすのだった。
カーツさんに村の案内をお願いして村を見てまわっていると女神様から話し掛けてきた。
(ねぇねぇ、さっきの事だけどなんで山賊達が30人位ってわかったの?偵察が来るのは鐘で分かるけど)
(その事ですか。それならただのカンですよ)
(え!!)
(家の数や畑の範囲それらを見て大体の村の人数は分かりました。あとは山賊の人数ですが相手は一度偵察に来てる筈です。相手の戦力差が分からずに突撃はしないですから。戦える人数が多い方が有利ですからね。そう考えると30人位かなと)
(もし間違いだったらどうしていたの?)
(間違った場合はカーツさんには不安を出来るだけ煽って家に籠るように仕向けていましたよ。カーツさんが1人で見張りをしていて邪魔だから山賊に襲われた可能性がありますからね。)
(…………………………………………)
(女神様?)
(この子、あの短時間でそこまで考えて喋っていただなんて………直江悠………なんて恐ろしい子!)
女神様が劇化調で喋っている様な感じだった。
村の家を見ると大体が土で作られたのがほとんどであり、すでに夜中の為か村はとても静かだった。
カーツさんからは教会や病院がある事を教えられた。
一応カーツさんに魔法を使えるのか聞いてみると。
「俺は使えないよ。幻の魔法を使える人はいるけど戦いには不向きだし。ただ人数を増えた様に見せられるけどそれくらいだよ。あと病院も回復魔法は使えないよ。回復魔法使いなら貴族様に召抱えられるほど貴重なんだ」
との事だった。
ある程度見てまわっていた時カーツさんがいきなり家の陰に引き込まれた。
「いきなりどうしたんですか?」
カーツさんに聞くと小声で答えた。
「山賊だ。2人いる。ユウの言う通り本当に偵察に来たんだ!」
幸い山賊の2人は自分達に気づかないまま、そろそろと行動している。
「どうする?どうやって捕まえるんだ?」
カーツさんが聞いてくるが、その時、自分の思考をフル回転させていた。
まず戦闘だけは回避しないといけない事だ。
戦闘になった場合、カーツさんが山賊に殺されてしまう可能性が残っているのだ。
だからといっても自分は丸腰状態でいるのだ。
しかもみんなが今寝静まっている時に騒ぎを大きくすればパニック状態にもなりかねない。
「あそこは!マズイ!」
「え?ちょっと、カーツさん!」
自分の制止を振り切ってカーツさんは走り出し、山賊の2人の前に飛び出したのだ。
「ああん?なんだお前?1人で出歩いていると危ないぞぉ?」
「そうだぜ、大人しく何も見なかった事にすれば命は助けてやるよ」
2人はニヤニヤしながらカーツさんを見ている。
それに対してカーツさんは槍を構えた。
「お前らがまた襲撃に来る事は分かっているんだ!これ以上、村を荒らされてたまるか!」
その言葉に山賊の2人は笑みを引っ込めると無言で武器の剣と斧を構えた。
「なんでお前が襲撃の事知ってるんだ?知ってるからには、生きて帰さねぇぞ」
その言葉をきっかけに戦闘が始まった。
最悪の事態になってしまった!
このままじゃ間違いなくカーツさんは殺されてしまう。
まだ山賊の2人は自分には気づいてないようだけど、どうする?
考えている間も戦闘は続いている。
その時、山賊の1人がカーツさんに足払いをくらわせた。
まともにくらった足払いにカーツさんは倒れてしまった。そのまま山賊に馬乗りにされて、剣を振り上げると。
「オネンネしてな永久にな」
カーツさんが眼を閉じる。
「うおおおおおお!」
気づいたら自分は馬乗りになっていた山賊にタックルをお見舞いしていた。
「オゲェ!」
馬乗りになっていた山賊は奇声を上げて吹っ飛んだ。
手から剣が離れ地面に落ちる。
「アル!」
山賊の1人が吹っ飛ばされたアルと呼ばれた山賊に声をかけるが返事がない、気絶した様だった。
タックルをお見舞いした勢いで落ちている剣を掴み取る。そして制服を脱いで気絶した男を拘束しておいた。
「先走りすぎですよ。カーツさん」
「すまない……けど助かった。ありがとう」
「お礼は後にして、まだ1人います。」
残った山賊はこの状況に戸惑っていた。
少し脅しをかけてみた。
「どうしますか?形勢は逆転しました。このまま戦いますか?それとも仲間を見捨てて逃げますか?」
「…………………うぅ。クソ!」
そう言うと村の出口に向かって走り出した、後者を選んだ様だった。
「待て!」
「カーツさん!深追いするのは危険です!」
「でも!アイツを逃がしたらすぐにでも襲撃が来るかもしれないんだぞ!」
「それは………」
言い淀んでいると
「その必要はないと思いますよ〜」
幼い子供の様な第三者の声が聞こえると共に
ドゴーーーン!!
と凄い衝撃音が聞こえた。
見てみると、逃げ出した山賊が家の壁にめり込んでいた。
そして衝撃音を出した人物に眼を向けると………
なんというかフワッフワな感じだった。
フリルやデコレーションされた金色の大の男位ある巨大なハンマーを軽々と担いで見せ。
幾重にもついた金色のフリルのスカートに、上の胸元にもフリルが付いていて満月の光に照らされキラキラと輝いている様だった。しかも巨乳だった。
しかし身長が…………
(これってロリ巨乳よね。需要はどれくらいあるのかしら?)
(今更出てこないでください女神様。っといいますか、さっきは危なかったんですよ少しくらいアドバイスくれたって良いじゃないですか)
(えーーーそれってめんど………じゃなかった基本、女神様は世界に干渉する様な事をしてはいけないのよ)
絶対面倒くさいって言おうとしたよ、この女神様
「あ、あなた様は!もしかしてパティ・ムーン様ではないですか!?」
カーツさんが相手が誰だか分かると片膝をづいて頭を下げた。
「何者なんですか?パティさんって」
「何者ってお前、本当にどこから来たんだ?神都レイアドラの近衛騎士団長パティ・ムーン様で神都の姫様、アリシア・アルストン様の専属騎士でもあるお人だぞ!でもなんでこんなところに?」
「説明ありがとうねぇ〜わたしはこの村に用があって来たんだけど〜その途中で山賊達の拠点を見つけてね〜ついでに全員捕まえたんだ〜しかもモリスって言ったかな〜強奪した食料ってあなた達のものって聞いて届けに来たんだ〜」
「食料をですか!?良かった!」
カーツさんが喜んでいると村の人達が何事かと出てきた。
人のだかりの輪が出来るとその中から最年長のらしきお爺さんが出てきて
「カーツよ、これは一体何事か?」
「聞いて下さい村長!この人はユウ。俺に山賊の偵察が来る事を教えてくれて、一緒に戦ってくれた人だよ!命の恩人でもあるんだ」
「なんと!山賊が!しかもそこにいるこの人は!」
「そう!神都の騎士団長パティ・ムーン様で俺達の奪われた食料を取り戻してくれたんだ!」
「なんと!食料を取り戻してくれたのですか!パティ様!」
「うん、宴会をしていたから少し食べられてるけど、おおむね取り戻しているよ〜」
その言葉に村の人全員が喜んで騒ぎまくった。
「パティ様。すぐに宴会の準備をしますのでどうか参加して下さいませ」
村長の言葉にパティさんは少し悩んだが、うん、と頷くと。
「じゃあ、お言葉に甘えて参加させてもらうよ〜わたしの仲間も参加して良いかな〜」
その言葉に村人達は急いで宴会の準備に走り出した。
そしてカーツさんと2人きりになった時、カーツさんが口を開いた。
「ありがとうな、ユウ」
「なんですか?いきなりお礼の言葉なんて」
「あの時、お礼は後にって言っただろ?」
あの時とは山賊に殺されてしまう前に助けた事だと思った。
「そういえば、あの時なんで飛び出して行ったんですか?」
「山賊の2人が近づいた家がな。実は………」
「カーツ!!」
その時、女の子がカーツさんに抱きついてきたのだ。
「良かった……無事で……本当に良かった」
「テレサ……ゴメンな心配かけて」
カーツさんはテレサさんの頭を優しく撫でながら抱きしめ返してあげていた。
「あの……2人はどういうご関係ですか?」
2人に聞いてみると
「俺達、夫婦なんだ。テレサの家に近付いたから思わず……な」
「あのお2人の年齢は………」
「俺が16で」
「私が14です」
「…………………」
(この世界って進んでるのねー若いって良いわねー)
この世界の事を改めて考えていると
リンゴーン リンゴーン
と青年の頭の上に白銀の鐘がまた降りてきた。
白銀の鐘が金色の鐘に変わり、2つの鐘は1つの大きな鐘になり『生存』と書かれていた。
そして鐘の上にあったリボンが解けると自分に見えるようにこう書かれていた。
『万能回復魔法<中>』を習得しました。
(あら、結構良いのを貰ったじゃない。これさえあれば大きな傷を負っても毒にかかっても呪いを受けてもなんでも治しちゃうレアな魔法よ)
(そうなんですか、でも魔法ってどう使うんですか?)
(基本は詠唱して魔法を使うんだけど、貴方の場合、使いたい時に手をかざして念じれば使えるはずよ。それにしても、よく頑張ったわね)
急に女神様が優しい声で言ってきた。
(貴方は見ず知らずの人を助けて見せた。それはね簡単な事じゃないの。特に今回は相手は武器を持って人を殺す所に貴方は飛び込んで行った。その勇気のある貴方に祝福を………」
(…………………………………)
女神様の意外な一面に戸惑っていると。
「おーーい!カーツ!テレサ!料理運ぶの手伝ってくれ!」
遠くの大人達が手を振りながら呼んでいた。
「すいません、私達行きますね」
「ユウも楽しんでくれよな!また後で!」
2人はしっかり手を繋いで大人達がいる場所へ走って行った。
自分も手伝える事が無いかそう思いながらみんなが集まっている場所へ歩こうとすると。
「待ってほしいな〜ユウくん〜」
「パティ様?」
呼び止めたのは近衛騎士団長様だった
「これキミの物でしょ〜」
差し出されたのは制服だった。
そういえばアルって呼ばれてた山賊の男に拘束で使ったんだっけ。
「ありがとうございます、わざわざ持ってきて頂くなんて」
「良いんだよ〜それよりもキミはこの村の人間じゃないよね〜」
「?そうですけど、何か?」
「ここにはどうやって来たのかな〜」
「歩いてですけど………」
「これからどうするつもりかな〜?」
質問のたびに顔が近づいて来ている。
答えるたびにこの人に見透されいる様な感覚に襲われた。
「とりあえず街か神都に行って仕事を探そうかなと思ってます」
「じゃあさ〜わたし達と一緒に行かない〜?」
「一緒に?でも、この村に用事があって来たんですよね?」
確か初めて会った時にそう言っていた筈だと思ったのだが。
「その用事ならさっき終わったんだ〜だからあとは神都に帰るだけなんだ〜もちろんお金は取らないよ〜」
「そもそも、自分、無一文なんですが………」
「それなら、道中で手伝ってもらえる事があったら手伝ってもらおうかな〜これで衣食住を保証してあげるよ〜」
「それはありがたいですけど、でも、なんでこんなに良くしてくれるのですか?」
「それは違うよ〜」
カチャン!!
いつの間にか両腕にゴツい手錠がかけられていた。
「え?」
「キミが罪人かもしれないから連れて帰るだけだよ〜」
「ええええええええええ!!」
そのまま兵士達が自分を抱えると馬車に投げ込まれた。
「ご協力に誠にありがとうございます。村長さん〜」
いつの間にかパティの後ろにいた村長がうなずく。
「騎士団長様のお役に立てて光栄でございます」
その時、2人の男女が走って来た。
カーツとテレサである。
「村長!どういう事なんだ!なんでユウが罪人なんだ!」
「そうです!説明して下さい!」
「彼はね〜暗殺容疑がかかっているんだ〜」
答えたのはパティだった。
「暗殺?誰ですか、暗殺されたのは!」
「………アリシア………」
「………………………え」
「アリシア・アルストン………わたしの大切な友達を殺したのも同然の事した罪人なんだ!!」
今までの口調を変えてパティは悔しさに血が出そうなほど拳を握り締め、吠えたのだった。
女神様の言う通り、ロリ巨乳は需要あるのでしょうか?