ヤツの正体(予想)
街にリスポーンした私は、早速貰ったキーを使って納骨堂に転移してグールたちにみんながどこにいるか聞く。
「みんなー、モルさんどこにいるか知らない?」
「bふぃうえいshそ!」
「ん、おっけー。ありがとー」
......なぜわかるんだ私。
でもまぁ分かったんだからさっさと移動しよう。
久しぶりに爆弾ロケットを使ってレッツゴー!
ロケットになってから数十秒、やっとゴールが見えてきた。
ってあれ? これどうやって止まろう......
ちょ、ヤバい!? 通り越しちゃう!?
「大三郎さん! 釣って!!」
「はっ!? うわっ、なんだ!?」
「いいから速く!!」
「わ、わかった!!」
大三郎さんが投げた釣り針が私に引っ掛かり、地面に叩きつけらる。
「がふっ」
まぁ生き残ったからよしとしようそうしよう。
「は!? アタシは確かに殺したぞ!? なんで生きてやがる!?」
オムグムさんがなんか言ってきた。
「へ? 普通に生き返っただけだけど?」
「はぁ!? 蘇生なんてアタシらでもできねえぞ!?」
ん? どゆこと?
「トーカちゃんトーカちゃん」
「ん?」
ヒバナがちょいちょいっと手招きしてたから耳を寄せる。
「なんかNPCたちって私たちが生き返ることしらないみたいだよ?」
「へ? そうなの?」
「うん、それでパニックになってしらすがまた逃げた」
「はぁ、そう......」
またか、またなのかデージーさん。
「モルさんヘルプ、デージーさんはどこに?」
「まぁヤツの所でしょうね、間違いなく」
「あ、やっぱり?」
ですよねー......はぁ、めんどくさ。
なんか話がややこくなってきたからちょっと癒しを貰いに行こう。
「おーい、アトラックくーん」
はい、やってきましたさっきの洞窟。
一応デージーさん1回は見つかったからその報告と情報を貰いにっていう建前で。
「うっさいな! 出てけっていっただろ!」
「へー、いいの? 愛しのデージーさんを見つけたんだけど?」
「ばっ! 愛しいとか何言ってんだよ!!」
「ふーん、じゃあいらない?」
「そ、そういうわけじゃ...... 」
はぁ、かわいい。
「もし欲しいならじゃあ良いニュースと悪いニュースどっちから聞きたい?」
「い、良いニュースで......」
顔をほんのり赤らめて言うアトラック君マジかわいい。
「ん、オムグムさんの所でデージーさんが見つかりました」
「ホントか!?」
「次に悪いニュースは、また逃げられました」
「ホントか......」
ドンマイアトラック君、君が感動の再会を果たすのは大分先になりそうだよ。
「で、聞きたいことがあるんだけどいい?」
「な、なんだよ......」
ヤツっていうので伝わるかもわかんないしもう名前言っちゃおう。
「ヤツ......ニャルラトテップの場所を知らない?」




