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短編①:ブーメラン

次の話まで間が空いちゃうので、短編を投稿します。

元々1話が短いので本気で短編です。


バターちゃんが負けてばっかりの印象を持たれてるような気がしたので、バターちゃんも強いぞ!

ってところを書いてみました。

若干暴走して書いた節があります。

 タマちゃんと私が運命の出会いを果たして10日ほど立った日の事


 私はいつもの日課、タマちゃんとのデートに出かけていた。

 タマちゃんは散歩が大好きで、毎日私とデートしている。


 タマちゃんは歩き疲れてお昼寝中だ。

 私はお昼寝中のタマちゃんを護衛しつつ、タマちゃんの味を堪能している。


 護衛と言っても普段は平和そのものである。ここはゴブリン達の間引きにより外敵が少ない。

 しかし、今日は思わぬ珍客。いや、外敵の襲来があった。


 スラリと長い手足、赤黒く気持ち悪い腹、そして針のような口の生物。

 そう、蚊だ。



 蚊が

 あろうことか

 タマちゃんに

 張り付いて

 血を

 吸っているのだ。


 私のおおおおおおタマちゃんにいいいいいいいいい寄生だとおおおおおおおおお


 私は久しぶりキレちまった。

 タマちゃんの保護者としてこんな糞野郎を見過ごせるわけがない。


 蚊とは害虫である。そんな害虫をタマちゃんに近づけさせるわけにはいかない。


 私はタマちゃんを守るべく蚊に向かっていった。蚊は私に気が付かずに一心不乱に血を吸っている。


 タマちゃんの血おいしいもんなぁ。でも死ね。


 私の武器はそんなに多くない。長い手足となんでも貫く6本の牙だけだ。牙……?牙だ。※牙じゃない

 

 とりあえずパンチをお見舞いしてやる。


 白花虫拳(ピレスロイドパンチ)

 ペシッ!

 

 糞野郎は私のパンチを受けて、大きく体を仰け反らした。

 もう血を吸うどころではなくなった様だ。


 だがまだ諦めてはいない。やつはこちらを睨み付けてきた。

 

 糞野郎に睨まれても怖くない。私は恐怖を知っている。空の王者を……

 私は息を止めパンチを連打した。 

 白花虫連弾(ピレスロイドパンチ)

 ペシッ!ペシッ!ペシッ!ペシッ!ペシッ!ペシッ!


 奴はこちらの攻撃に反撃することができない。

 だが……、私のパンチで糞野郎を怯ませることはできても、倒すことはできない。


 何故なら、体が軽すぎて重いパンチが打てないからだ。

 このままじゃじり貧だ……。負けることはないが、倒すことはできない。


 

 こうなってくると必殺技しかない。

 そう、牙だ。※牙じゃない


 私の牙は、強大な森の帝王ですら貫くことができる最強の矛だ。

 だがたんに牙を突き立てるだけでは足りない。

 私は空高く舞い上がった。垂直落下による攻撃だ。


 十分に距離を取り、空中に静止した。私はしっかりと狙いを定める。

 

 今だ!急降下!!!

 

 しっかりと体重の乗った攻撃は、糞野郎をしっかりと捉えていた。

 一撃である。糞野郎の体は私の牙に貫かれていた。

 タマちゃんにも少し刺さってしまったが、タマちゃんを守るためだから許してくれるだろう。

 タマちゃんと私の仲だしね!


 私は貫いた糞野郎を道端に捨て言い放つ。言葉が話せないから気持ちだけ言い放つ。

 私の目の黒いうちはタマちゃんに蚊の一匹だろうと近寄らせない!!



 こうして私はタマちゃんを糞野郎の魔の手から救ったのだった。

 私はタマちゃんを救った安堵感を胸に、タマちゃんの血を啜ってから眠ることにした。


 

急降下の技名募集中です。


感想と一緒に技名を記入して投稿をお願いします。

勿論酷評も大歓迎です。

漢字の場合はルビもお願いします。


露骨な感想ねだりです。

1ヵ月たっても誰も投稿がない場合は、私の枕が水にぬれます。


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