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side魔女:直感

遅くなって申し訳ありません。。。

 タマと朝食をとった私はドドリ達の元へ向かう。

 ドドリとギニュは割と近場で暮らしている。できれば二人には一緒に話しておきたい。


 ☆☆☆☆☆ 


 ドドリの家に向かう途中、都合の良いことに二人を見つけることができた。

 一緒に買い出しをしている様子だ。


「ドドリ、ギニュ、おはよう」

「ああ、おはよう、キュリーさん。仕事でもないのにこんな時間にどうした? 珍しいな」

「珍しいってもうすぐ昼じゃないか。さすがにこの時間になれば私も外にも出るさ」

 そんな時間におはようと自然に出てしまうところがお察しである。


「そ、そうだな。俺たちはザボンのお見舞いを買いに行くところだ。アップルから聞いてるだろ? 体調悪いらしくてな」


「そうか……」

「? 何かあったのか?」

  ザボンの見舞いなんてできない。だがそんな話を道端でするわけにもいかない。


「ここでするような話ではないさね。ドドリ、あんたの家で話をしようじゃないか」

「……わかった」

 私の態度から良い話でない事は感じ取っている様子だ。

 買い出しを引き上げさせて、ドドリの家に向かうことにした。


 ドドリとギニュの家は長屋だ。

 私たちは結構稼ぎがいい。この二人はもっといい家にも住めるが、寝られれば良いと安いところに住んでいる。


 ドドリの家についた私は、アップルから聞いた話を二人に伝える。

「アイツが……?」

「そんな……」


 ギニュの方は冷静だが、ドドリの落ち込みようはひどい。

 ドドリとザボンは幼馴染だったな……。

 ギニュと私はザボンが冒険者になってから知り合っている。

 ドドリと比べるとそこまで長い付き合いではない。

 とはいえ、当然悲しい気持ちはある。だが、ドドリやアップルの事を考えると、私とギニュは冷静でいなければならない。


「私はこれからギルドのほうで手続きをしてくる。それに気になることもあるからな」

 冒険者ギルドは役所の役割も兼ねている。死亡手続き、埋葬なども請け負っている。

 本来は死亡手続き等は親類でないとできないが、冒険者には家族がいない者も多いため、パーティメンバーでもできるようになっている。


「俺はあいつの顔を見て来る」

「そうか。家のベッドで寝ているそうだ。処理はアップルが済ませてある」

 埋葬までの間、家で放置していると当然死体が腐る。アップルは僧侶として、遺体の処理等も学んでいる。


「すまない、あとのことは任せる」

「気にするな」


 ドドリと別れ、ギニュとギルドへ向かう。ザボンの死亡手続きと、森への立ち入り許可を得るために。


 ******


 カランコロン


 ギルドへ入ると異様な空気を感じた。

 パッと見はいつもと変わらない。だが、何かおかしい気がする。

「何かいつもと違うな」

 ギニュのほうも違和感を感じている様子だが、原因は分からないようだ。


 分からないことをいつまでも考えても仕方ない。違和感のことは一旦置いておく。


 ギルド内を見渡してフリザを探す。彼女は私たちの専属受付嬢だ。

 急ぎとはいえ、不在でもない限り、まずは彼女に話しをする必要がある。

 目当ての人物をすぐ見つけ、声をかける。

 しかし……。

「フリザ……、大丈夫かい?」


 フリザの顔色が良くない。普段専属として顔合わせているからすぐに気が付いた。

 周りの奴らは気が付いてやれなかったのか。

「すみません、ちょっと体がだるくって、仕事には支障はないので大丈夫です」

「体調が悪いのに仕事なんてしなさんな。早く帰って休むと良い」


「そうもいかないんです。今日は体調不良の方が多くて、中には本当に仕事ができないような人もいて……」

「な……!」

 違和感の正体に気が付いた。人がいつもより少ない。

 もう昼近いとはいえ人、職員の数が少なすぎる。

 幸い冒険者があまり来てないようで、仕事自体は回せている様子だ。


「皆朝は大丈夫そうだったんですけどね」

 なんとなく嫌な予感がする。

「まずいかもしれない」

「どうしたんですか?」


「今朝、ザボンが死亡した」

「え……?」

 フリザはザボンが冒険者となったときからの知り合いで、ザボンとの付き合いは私達よりも長い。

「昨日、ジカの森に行った後体調を悪くしたらしくてな、そのまま今朝亡くなっていたそうだ」


「そうな……、確かに昨日体調が悪いと伺いましたが……」

「ああ、昨日見た限りだとそこまで重い感じはしなかったのだが……、気が付けなかった自分が不甲斐ない」

 ギニュもやはり、気が付けなかった事を気に病んでいる。

 もし気が付けていれば何か手立てはあったかもしれない、そう考えてしまうのだろう。 


「私はギルド内の体調不良もこれに関連していると睨んでいる」

「そんな……」


 フリザは私の言葉に動揺しているようだが、ギニュは否定的だ。

「それはない。ザボンは昨日、ギルドに来ていない。第一ザボンと同じ病気になるなら俺達のほうが危ないんじゃないか?」

「誰も同じ病気とは言っていないさね。関係している、と言っている。ただの感でしかないけどね」

「あなたの感か……」

 私の感はよく当たる。長年の経験から来る感は侮れない。


 当然何か根拠があるわけではない。

 何があるかわからない。だからこそ、私はあの森、ゴブリンがいた洞窟を調査する必要があると考えている。


「昨日戦ったというゴブリンの洞窟を調査したい。至急許可を」

「正確にはホブゴブリンだ」

「ああ、すまない。ホブゴブリンだったね」

 ギニュから突っ込みが入る。

 私としてはどっちも大して変わらないが、洞窟を調査するうえでこの認識のは良くない。改めねば。


「かしこまりました。探索のメンバーはどのようになさいますか?」

「私とギニュだけで十分だ」


 あてもなく森を探索するわけでもなければ、ジカの森など私一人いれば戦力としては十分。

 洞窟を探索するのにもギニュがいれば問題ない。


「かしこまりました。ただ、今はギルド長も体調不良でお休みなんです。私の責任で事後申請という形でギルド長に許可を頂くので、三日以内に帰還をお願いします」


「ギルド長もか……。三日もあれば十分だ。ありがとう」

 フリザに礼を言ってすぐにジカの森へ向かう。

 正規の手続きだと最短でも明日になるが、ギルド長がいないおかげですぐ向かえるっていうのは、皮肉なものだ。

会話文って本当に難しいですね。

口調はあとで整理します。。。


全く関係ないのですが、マグネットに短編をUPしました。

山なし、落ちなし、意味なしな内容です。

https://www.magnet-novels.com/novels/54365


すんごく気楽に書いたので、すんごく気楽に読んでください。

首をかしげること請け合いです。

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