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side冒険者:夜襲②

何回もソヨをソルと打ち間違えてます。

もしかしたら打ち間違いまだあるかもしれないです。


主人公不在で申し訳ないです。


しかし、人が出てくる話って書くの難しいですね。。。

ギリギリまで修正してました。。。。


たぶん投稿後も微修正すると思います。


ちょっと本文にも前書きっぽいものを入れてみました。

今後この方式にするかもしれないです。

 冒険者になりたての初心者冒険者三人組。

 彼らは新人向けの森のジカの森に来ていた。

 ジカの森は強くてもゴブリンくらいしかおらず、死亡率も低いため、新人向けとして有名な場所だった。


 この森にいるホブゴブリンは存在を知られていない。

 何故ならホブゴブリンは自分たちより強い存在がいる事を知っているから……。


 ☆☆☆☆☆☆


 真夜中


 冒険者3人組は昼間見つけた洞窟の前に来ていた。


「やはり大きいな……」


 近場で見るとその大きさを再認識する。

 通常のゴブリンの巣穴は、人が二人並んで入れる程度の大きさしかない。

 だがこの洞窟は、三人が並んで入ってもまだ余裕がある大きさになっている。


 「洞窟に入るときに腰を折り曲げたり、剣を振り回すのも難しいと聞いていたが……。」


 彼らはゴブリンの巣穴を直接見たことがない。

 ホブゴブリンの巣穴に至っては、話にも聞いたことがなかった。


「それじゃあ訓練の通りの陣形で行くぞ。ソヨは全員にナイトアイをかけてくれ」

 ナイトアイは夜目が効くようになる魔法で、狩人の必須技能の一つとされている。

 これにより松明を使わずに洞窟探索をすることができる。


 彼らは陣形を組んで洞窟の中に入った。

 陣形は一列で、大股二歩分の距離を置く。

 そして隊列はソヨが先頭になり、次いでモル、ゲソの順番だ。

 これが彼らの洞窟探索用の陣形だ。


 まずソヨが一番前の理由だが、それは狩人の特性にある。

 狩人は探知、斥候、単独戦闘など、あらゆる技能を総合的に身に着けたものが得られる称号だ。

 当然危機感知能力が一番高い。

 彼を先頭にすることで罠の探知、遠距離の敵の早期補足ができる。

 当然危険時にすぐに離脱もできるのも理由の一つだ。

 

 次いでモル。

 彼は攻撃力が高く、臨機応変に戦うことができる。

 彼を真ん中に配置することで、前からの攻撃、後ろからの攻撃のどちらにも即座に対応できる。

 

 そして最後尾のゲソ

 背後からの攻撃は一番警戒すべき物で、不意打ちへの対処能力が求められる。

 そのためチームの盾である彼が最後尾となる。

 彼は防御力が高く、臆病な性格のため、背後からの攻撃に対して敏感に反応する。


 当然戦闘時には陣形を入れ替える。

 これはあくまで探索用の陣形だ。


 「それじゃあ行くぞ」

 意を決して巣穴に挑む三人組




 洞窟の中は意外ときれいだった。

 排泄物等による悪臭もない。多少匂いもするが、異臭はない。むしろ花の香りもするくらいだ。

 そして何故か洞窟の奥のほうから光が見える。


 「思ってたより臭くないな」

 そっと呟くモル。

 ゴブリンの巣穴は糞便が垂れ流されて汚いものだと思っていた。

 しかし、この洞窟はきれいに保たれており、野宿するのも楽しそうだと思ってしまった。


 ソヨが周囲を警戒しながら進むと、さっそく罠があった。

 落とし穴である。単純かつ効果的な罠だが、冒険者相手には心もとない。

 

 ソヨは罠を避けて通り、そのあとを二人が追従する。

 彼らは長く訓練を共にしており、ソルの足跡を正確にトレースすることができる。


 しばらく一本道(・・・)を進んでいく。

 途中何度か罠はあったが、ソヨが問題なく回避して進んでいた。


 しかし、違和感がある。

 (おかしい……)

 

 いったん止まるように指示を出すソヨ

「おかしい……。ゴブリンの気配が一切ない」

 そう、ゴブリンの気配が一切ないのだ。

 この洞窟は広大で、ゴブリンの巣穴としては企画外なものだ。

 奥までいかないとゴブリンはいないと思っていたが、それにしても道中でゴブリンの気配がなさすぎる。


「もしかしたら最初の落とし穴のところにあったあそこが道だったのかもなー」


 モルの放った言葉に対してソヨは眉間に皺を寄せる

「ちょっと待て……、なんだそれは?聞いてないぞ」

 あくまで小声だが、その口調は今にも怒鳴りそうなほどだった。


「あれ? 気が付いてなかった? ごめんって! 俺が気が付いてるからてっきりソヨも気が付いてると思ってたんだよ!」

 モルは以外と周囲を見ている。その反面、ソヨは落とし穴に集中していたせいで気が付かなかった。


 落とし穴を抜けた直後の上方部分にあったそれは、精々小物を置く程度のスペースにしか見えなかった。

 だが、今にして思えばあそこは道だったのではないか……?

 そう思い、モルはちょっと罪悪感を持つのだった。

 しかし、ちょっとの罪悪感はすぐに消えた。


「まあ過ぎてしまったものは仕方ない。諦めろ! とりあえずここまで来ちゃったし、最後まで行ってみようぜ。」

「お前はいつも……」

 この三人にとってはいつものやり取りだ。

 

 しかし、実を言うとソヨのほうも、この洞窟の奥を見てみたい気持ちがあった。

 入口で見えた光がだんだんと強くなっていたからだ。

 光の先は何があるのか? 途中で引き返すのはもったいないと、そう思っていた。


 しかし、この時既に、彼は正常な判断能力を失っていた……。


「とりあえず出発だな。ゲソもいいよな?」

「どうせ僕が何を言っても行くんでしょ?」

「ちゃんと意見は聞くぞ。その通りにするかは別問題だけどな!」

「ほらやっぱり。」

 この三人はモルが提案、ソヨが判断、ゲソは追従で回っている。

 

 その後は何もなく進んだ。罠も何もなく……。


 ******

 

 しばらく道なりに進んだ彼らは、光の前に来ていた。

 恐らくここを曲がると光の発生源があるのだろう。そう思えるほどの輝きがあった。


「いよいよだな」

 誰となくそう言った。

 彼らはずっと訓練をしてきた。しかし、冒険事態は初めてだった。

 そんな彼等にとって、冒険の先にある光輝く光景はどうしても期待が高まってしまう。


「せーの!」

 全員で一斉に光へ飛びこんだ。



 そして彼等が見たものは、一面に広がる花畑だった。


 

冒険者視点は一旦終わりです!

え?ってなるかと思いますが、次回はゴブリン視点です。


実はまだ全く書けてないんですけどね!!!


ずっと続たいと思ってた次回投稿予告もそろそろ厳しいですorz

一週間以上は間を空けない、としか言えないです。申し訳ありません。

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