異世界最初の1日
「ここは…どこだ?」
そいや転生したんだっけ。じゃあここはもう地球ではないんだな。
ちなみに転生した場所は丘みたいなところで、木が一本生えている。そこの木陰に僕は転生した。
「まずはここがどこかわからないとなぁ」
見渡す限りの草原で街は何処にも…
「あ、街あった。じゃあ行くか…あれ?これ森を通らないといけないなぁ…うん?」
「いやぁぁー!助けてー!」
急に森の中から女の子の悲鳴が聞こえてきたその悲鳴を聞いて僕は急いで走った。走ると女の子がいた。
「大丈夫か!?」
みたところ1匹ので魔獣が攻撃していたようだ。その魔獣は熊?のような感じであった。しかし、倒したいが僕には武器がないどうしようか…と思っていると神様から念話が聞こえてきた。
(響也君聞こえるか?炎よ来い!ファイアと唱えるんじゃ魔力を棒に送るようにするんじゃ)
(わかりました。神様!ありがとうございます!)
僕はすぐ木の棒を拾い魔獣に向けて唱えた
「炎よ来い!ファイア!」
「グオォォォ」
断末魔とともに魔獣は倒れた。すげぇまじで魔法撃てた!やった!と思いながらも僕は棒を捨て女の子に声をかけた。ん?弱くない?
「大丈夫ですか?」
すると女の子は立ち上がりこう言った
「あっ…ありがとうございました。助かりました…」
「どういたしまして。っと…怪我してるなぁ治してあげるよ傷を癒せ!ヒール」
唱えるとみるみるうちに傷が治っていった。スゲェなぁ異世界…
「ありがとうございます…」
「それじゃあ僕は行くよさようなら」
別れの言葉を言い、街へ行こうとすると女の子が
「あっ、あの…一緒に街へ帰ってくれませんか…?一人で帰るのは怖くて…」
「いいよ。ちょうど僕も街へ行くところだから行こう」
「ありがとうございます…」
女の子はそう言って歩き始めた。僕もそれを追って歩き始めた…待ってこの子めちゃくちゃ可愛い!そう思いながら…
「助けていただいて本当にありがとうございます!お礼にそこでお昼ご飯をご馳走させてください話したいこともあるし…」
「えっ?いのかい?」
「はい!いいですよ」
よかったぁご飯とかが心配だったけどなんとかなりそうだ…そして二人で店内へ入り席へ着いた。メニューを見て頼んだがどれが美味しいとかわからんので適当に頼んだ。5分ほど待っていると来た。以外に美味しいじゃないか!これ…すぐに食べ終わってしまった。ちなみに食べたのは謎の肉(魔獣のしかも大型の)を、焼いたものだった。
「ありがとう…ご飯をご馳走してくれて」
「いえいえお礼ですから…美味しそうに食べてましたね〜」
女の子は続けてこう言った。
「あの…あなた強いんですね!私とよかったらパーティ組みませんか?」
「いいけど、僕あまりこの世界の知識がなくてね…教えてくれないか?」
「いいですよ!私っセレナ・エルネアって言います!これからよろしくお願いします!」
「僕は高橋響也、響也って呼んでくれたらいいよ。よろしく!セレナ」
「わかりました。響也さんよろしくお願いしますね!」
僕たちは店を出たが、もう日が落ちかけていた。
「今日はもう宿に言って明日からのこと考えますか?響也さん?」
「そうしたいんだけど…僕今お金がなくて…」
「そうなんですか!?しょうがないですね〜今日は私が出してあげます。明日からはちゃんと響也さんが払ってくださいね!」
「ごめんな…セレナ」
セレナに宿代を出してもらい僕は部屋に入った。ベットの上に倒れていると神様から念話が来た
(響也君お金がなくて困っているのじゃろう?)
(そうなんですよ今すぐにでも欲しいですね…)
(そうだと思ったよ。安心しなさいポケットの中に金貨が10枚ほど入れておいたから、無駄遣いするんじゃないぞ響也君)
(わかってますよ。色々とありがとうございます。明日からも頑張りますね)
(頼んだぞ)
早速ポケットを確認すると本当に入っていた。あとでセレナに返しておこうと思っているとセレナが部屋にやってきた。
「響也さん明日からのことなんですけど明日はギルドに行ってギルド登録をしましょうか?その後武器を揃えて魔獣討伐のクエストに行きましょうか」
「そうだね。明日はそうしようか」
「じゃあおやすみなさい。響也さん」
「ああ、おやすみセレナ」
はあ明日からも頑張るか…そして僕はセレナの正体に驚くとは今は知らないのであった…