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学園編 第二話 内面世界にて妻の説教~

大幅改定。

「ばかっ!ばかっ!なんで抵抗しないのよっ!死に掛けじゃないのよっ!」

ここは私の内部世界、ただいま起きた妻により正座させられながら説教を聞いている。悪いとは思っていたため素直に受け止めているところである。最近ここにくるたびに泣いて説教されてばかりのような気がする。次からはもう少し怪我をしないように・・・

「なに考えてるのよ!怪我云々の話してるんじゃないでしょっ!いつもあなた・・・」

妻が私の考えを読むことができるようになったのを、喜ぶべきなのだろうか・・・

「なんか言いなさいよっ!またっ!またっ!ひとっ、独りにっ!独りにっ!なるところっ!だったのよ?!あなたがっ、あなたがっ!死んでっ、死んでしまったら、なにを頼りに生きていけばいいのよ・・・ないのよ・・・私にはあなたがいない世界を生きていくことはできないのよっ!」

・・・そうとうおかんむりのようだ。涙と鼻水できれいな顔がぐしゃぐしゃだ・・・原因は私だが。

「う・ううっ・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁん。うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。」

・・・とうとう話ができないほど泣き出してしまったので、正座をとく反動を利用して、謝罪の意味もこめて、抱きしめる。いつも泣かせてばかりだなあと思うものの、性格は直せそうにない。一応以前よりはましになったと思っていたんだがなあ・・・

頭をぽんぽんと叩いてあやす。ゆっくりと泣き止んできたようなので、意を決して、顔を覗き込む。涙は止まったようだが、涙目である。

「ぐすん、すん。すすん。もうしないでね?しないでね?しなないでね?」

涙目で見上げられて、私は妻が可愛いと思った。S気は無かったつもりである。臥せってしまっている頭の耳をゆっくりとなでる。

「・・・死なないようにはするよ。これでも直ってきただろう?またなりそうになったら叱ってくれよ。だめな亭主で悪いけど、私はあなたと生きていきたいとは思っているんだ。許してくれる?」

ああまた泣きそうになっている。けど我慢している。思わずこのまま押し倒してしまいそうになるが、自粛自粛。

「・・・卑怯よぅ。そんなこといわれたら・・・許すしかないじゃないのよ。」

苦笑しながら言う

「そんな奴だってことは分かっているだろう?だから泣き止めて?きれいな顔がぐしゃぐしゃだよ?はいハンカt」

ひったくるようにとってごしごし顔をぬぐっている。

「・・・・・・・ちゅ・・・」

ぬぐい終わったところでハンカチを返してもらおうとしたところ、服の襟を引っ張られてキスされてしまった。ということは・・・

「そろそろ・・・目が覚めるところ・・・」

そういって赤くなった目を細めて微笑んでくる。・・・まったく・・・かなわんなあ

「お休み・・・淵。また夜に来るよ。」

ゆっくり視界がぼやけていき。目が覚める。さあて、今度はクリスさんになんと説教くらうんだろうな・・・・・

荒い。けど上達した気がする

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