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第1部エピローグ
――大宇宙はどこまでも広がっている。
>> ???
「ほう…主は……我が同胞か。妾か?妾のことは……そうじゃな、ナミとでも呼ぶが良い。ただの囚われ人じゃよ。刻の枯れたこの星に囚われた、ただの小娘じゃ」
幼い風貌の少女は、まるで老女のように気怠げな口調でそう名乗りました――
――満天の星の海に手を伸ばせば輝く星々に手が届きそうで。
>> ???
「放浪機……?」
初めて耳にする、聞き慣れない言葉。それなのにその響きはまるで馴染み深いもののように、恐怖と共に私の心の奥深くへと冷たく染み渡っていく。
「はい、間違い無く。これはその末端ユニットです」
――その手で触れた星々の運命は巡り、失われていた刻が再び動き出す。
>> ???
「アイ……リス……?」
そう呼びかける彼女の瞳は漆黒から虹色へ、そして輝きを帯びた黄金へと静かに移り変わっていく。その様はまるで夜明けの光が闇を払う光景を思わせるものだった。
――少女達の旅は、始まったばかりだ。
「少女は大宇宙で虹と歌う」という物語において第1部は長いプロローグという位置づけです
第2部からが本編となりますので、是非ご期待下さい!




