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〜11〜合わない

「……で、なんでわたしを保護なんていう事になったの?」


本題に入る。コンはこう説明した。マオが裏社会の人間たちの間で秘密裏に誰が手に入れるかの賭けが行われていること、抜け駆けをした男に拐われたこと、コンの所属する組織は国直属で、秘密裏に裏社会のルールを破った奴を粛清していること、そこで話題になったわたしを守ろうと上層部はなり、その保護役にコンが選ばれたこと。これからはコンと一緒に、周りから見つかりづらい場所で落ち着くまで暫く暮らすこと。その間コンはマオの護衛に徹すること。


「…事情は分かったけど、なんで一介の孤児のわたしなんかに護衛が?」

「それはわかんない。俺は指示に従ってるだけだから」

「ふーん」


事情は理解した。だが何故マオにに国が動くのか。そもそもコンの言っている事が本当かも分からない。それに、コンと一緒に暮らすなんて怖すぎる。断固拒否したい。しかし死にたいわけでは無い。どうしたものか。


「知らない男と暮らすなんて嫌だろうけど、これは決定事項なんだ。マオちゃんは俺と暮らす事になる」


そう、申し訳なさそうな顔をして言われると、反論もできない。どうもコンの顔が好みなようで、あまり強く出れない。


「わかった。不本意ではあるけど、またあんな思いはしたくないしね。あんたと一緒にいた方が安全そう」

「ありがとう。納得してもらえたようで良かったよ」


そう言い微笑んだコンを見たところで思い出す。姫抱きのまま座ったらどうなる?そう、膝の上に座る事になる。つまり、コンの上にずっと座っていたのだ。


「!?!?ご、ごめんわたしずっと上に乗ってた!?!?ごめん重かったでしょ!?!?」

「いつ気付くか待ってたんだけど、今気づいたか。全然重くないよ〜?もっと太っていいと思う。細すぎるよ、お兄さん心配」


コンはふざけたような事を言ってくる。ていうか気づいてたんなら言ってよ!!!それになんで年寄りくさいこと言ってんの!?何歳!?


(こいつ…合わない!!!)


「コンって、何歳」

「え?24さーい」


やっぱり若いじゃんかよ。適当なことばっか言いやがって。ほんとにこんな人と一緒に暮らせんのかな。不安だ。


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