表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/17

赤く染まりし

現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。

感じたままを詠んでみました。


お気楽に味わってみてください。


早春に赤く染まりし木瓜の花

  一足先に春を告げんと





 ベランダ栽培でばらやラナンキュラス、芍薬を育てていることはわたしの短歌シリーズをお読みになって下さている方には周知のことと思われますが、最近気になっているのは盆栽。


 植物が持つ雄大さ・美しさなど、様々な表情を鉢の中に ぎゅっと表現した小さな庭(ワンダーランド)。当然のこと鉢ごとに樹形や葉の付き方も違い、眺めていて飽きない世界(ファンタジア)

 とあるフリマに出店しているフラワーショップのお姉さんから、「ひとつ、いかが?」と進められてしまいまして。

 これがまた、かわいかったのよ。


 ――木瓜(ぼけ)の花。


 丸みを帯びた小さな花が、肩寄せあって咲いているようで。ぽわんとした赤い色もそそる、そそる。

 その場は笑顔で購入をお断りしてきましたが、次は危ない……。う~ん。


 わたし、どうしても()()()()()()()欲しいと思ったものは、巡り巡って手に入るという運気の持ち主で。

 誠にありがたい強運なのですが、もちろん無料(タダ)じゃない。(←ここ大事!)

 不要だと思えば我慢して諦めることもできるのですが、忘れた頃にそれが目の前に現れたりして。しかもね、そうなると()()が「連れてって~」と呪いのように後ろ髪を引っ張るのよ。


 ね。あるわよね、そういうこと!


 今回は盆栽だし、1200円だったから、お夕飯のおかずを遣り繰りすれば何とかなる金額……。

 庭木じゃお手入れ大変だけど、盆栽だったらまだイケるわよね……。


 ハッ!

 いかんいかん。これが悪いのよ。

 家計が赤く染まる原因(もと)じゃない。





 ところで、木瓜はバラ科木瓜属日本原産のクサボケ、中国のマボケとボケの3種からなる落葉低木類なのだそうな。平安初期に中国から渡来したようですが、現在のようにたくさんの品種が愛でられるようになったのは大正時代、昭和40年代の2度のブームを過ぎてからだそうです。

 一重咲きに八重咲き、たくさんの品種を眺められる現代。ああ、幸せ。





 そ。しばらくは眺める幸せを味わうことにいたしましょう。だって、今日、欲しかった本が手に入ったばかりなのですもの。(←お~い~……)


 



ご来訪、ありがとうございます。


ちなみに木瓜の花ことばには「先駆者」や「指導者」、また花の美しさから(だろう)「妖精の輝き」や「魅感的な恋」というものがあるそうです。


「先駆者」プロトポロス、ですね。という訳で、よろしければこちらも。


   プロトポロスの詩

      https://ncode.syosetu.com/n4406jw/


短歌で「SFストーリーやってみよう」という問題作です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 盆栽と言うと私の世代ではどっかの頑固ジジイがするものと云うイメージが根強いのですが、セクゾ、今はタイムレスの菊池風磨くん(洗濯大名)の趣味が盆栽と知って、今は若者の趣味なんだなあと。  山田涼介くん…
盆栽はとっても奥深くて趣が御座いますね。 こち亀の盆栽回では大原部長が水を得た魚のように語っていましたが、剪定や枝の向きの変え方など実に奥深くて「こういう世界もあるんだなぁ…」と感じた次第です。 木瓜…
木瓜はあまり知らなかったので調べましたが、綺麗な赤色花を咲かすのですね。 あれなら、気が揺らぐのも分かります。 だけどそれを得るにはお金が必要で、維持費も必要になるから簡単に手も出せないですよね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ