表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/17

きみ何処や

現代短歌なので、小難しいことは抜きにして。

感じたままを詠んでみました。


お気楽に味わってみてください。


春が来て恋心も動き出す

  きみ何処やと鳥もさえずり





 温かくなると、裏庭の木々もなんだかそわそわしてくるような気がします。花をつける支度、たくさんの青葉を茂らせようと、心構えしているような。

 そんな枝の間を、小鳥が飛び交うようになりました。


 冬場でもカラスやハトやモズはやってきますが、それとは違った美声自慢の小鳥がやって来るのが春先。仲間を探しているのか、しきりに呼んでいます。まだ上手くは鳴けないけれど。前出の3種と違って声が軽やかだし、華やかにも聞こえるので楽しそう。(※個人の意見です)

 そのメロディを聞きながら花を眺めるのはとても贅沢な時間だし、春だなぁと実感できるひととき。


 そして、つい、求肥でこしあんを包んで淡い若草色の粉をまとった、あのホッとする甘さの春の和菓子を思い出してしまうのでした。


 しかし。

 あの和菓子を「うぐいす餅」と命名したのは、天才的なセンスだと思うのですよ。


 誰だよ。


 調べてみたら、豊臣秀吉だという説が。なんでも弟の秀長を招いて茶会を開くのに、和菓子屋に珍しい和菓子を作るように命じたそうな。その時に献上された粒あんで餅を包みきな粉をまぶした和菓子を太閤殿下が大層気に入り、「うぐいす餅」と命名したとか。


 信じるか信じないかは……なのですが、家康も献上されたきな粉餅を「安倍川餅」と命名したという話がありますから、満更でもない気がします。

 現在と違って、スイーツが近所のコンビニで簡単に手に入る時代ではありませんからね。


 いずれにしても、甘い求肥と上品な甘さのあんこ、ここに香ばしいきな粉をまとわせるなんて、もう間違いないという組み合わせ。

 しかもあのうぐいすが羽根を休ませているようなたたずまい、上品な淡い緑色、見た目も魅惑的なうぐいす餅。



 あれ?

 春到来、恋の季節も到来――という一句のはずが。


 オカシ、イ……。

ご来訪、ありがとうございます。


色気より食い気_| ̄|○

本日3月10日は砂糖の日でもあるようですから。甘いもののお話、したいですよね? ね?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 春になると毎年夜鳴き鳥とりが裏の空き地の木に止まってお説教みたいな鳴き方で鳴くんですよ。笑  夜中の1時半くらいから朝の4時くらいまで、ずーっと鳴いてるんです。  夜中に起きてる事が多いので、その声…
和菓子の甘さって独特で凄く好きです! ちいさい頃から和菓子が好きで、一度だけ親にお誕生日はケーキじゃなくて和菓子が良い‼って頼んだことがありました。 和菓子の並んだお誕生日は色とりどりで素敵で、和菓子…
甘い物はいつでも食べたいですが、春に食べる甘い物は更にホッとして食べたくなるものですよね(笑) 歌は、もう春も恋も近づく季節に近づいたのだなと実感しました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ