楽しいが沢山!
いよいよ、学校編の本編です!結構時間かかりましたけど、盛りだくさんです!
2度目の中学生になってから一ヶ月が過ぎた。
この学校に入ってから毎日が楽しくてたまらない。
会社で散々な生活を送っていた僕の心に沁みる…
基本的に、七緒といることが多いのだが、入学した時話しかけてくれた沙織ちゃんともよく話す。
なんか、こういうほのぼのした暮らし良いな…
そういえは、もう体育祭が近いらしい。
体育祭なんていつぶりだろう。
妹のを見に行ったのが最後くらいだろうか?
「ゆ、優里ちゃん。楽しみだね……体育祭」
「そうだよね!沙織ちゃん!」
「うん!」
実に楽しみだな……体育祭。
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そして今日は久しぶりの家庭科の授業がある。
なんと、今回は班に分かれてクッキーを焼くらしいな。
そう。次の授業だ。
ついた!!
うわぁ!この学校の家庭科豪華だなぁ?!
ガスコンロとか、基本的なの揃ってるけど…
オーブンとか何個も置いてるじゃん!
それも良い奴!
これでクッキー焼くのか〜。
美味しくできそう
「みなさん〜!揃いましたね。それでは初めますよ。家庭科の授業!」
「気をつけ!礼!」
「それじゃあ!班に分かれましょ〜。くじ作って来ちゃいました!みなさん引いてください!」
班はくじで決めるのか。
このワクワクが堪らないな。
ガサガサ…………これだ!!!
B班?どこだどこだ……ここか!
やった!七緒もるい君も居るじゃん!
それに沙織ちゃんも!
「僕の最強メンバーだ!えへへ。嬉しいな……」
「君が、沙織ちゃん?よくゆうと話してるよね。」
「は、初めまして……。だけど、よく優里ちゃんから話聞いてる…から、どんな人か気になった……。良い人そう…だな………。」
ん?なんで?るいの顔赤くなってる。
まぁ良いか。
七緒は僕と一緒に2人と話す事多い。
だから、自己紹介は大丈夫そう。
「微笑ましいですね。この2人。」
「そうだな。」
それじゃあ作り始めるぞ!
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数十分後。
「やった。完成した!クッキー!」
一同「やった〜!それじゃあいただきます!」
ん〜おいしい!みんなで焼いたクッキーは格別だ!
よし。もっと食べよう…………
…って、えっ!どうしてタマが!
なんで学校にいるの?!
(どういうこと、タマ。)
『お主のことを見に来たら、良い匂いがしたからな。我も食べたくなっての。安心せい、みなは我の姿は見えん』
さっすがタマ!
でも減り過ぎると怪しいし、バレないようにね。
「ごちそうさまでした!!!」
楽しかったな〜。またしたいな〜。
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一週間後
「それでは、みなさん体育祭の練習ですよ〜!」
ん?はやくね?もうそんな時期?
カレンダー見ても一週間しか経ってないぞ…
この僕が、運動できるか不安だな……
チームは、赤組か。
七緒に、沙織ちゃん、るい君もいる!
友達がいると安心だな。
「よし、みんな一緒に頑張るぞ〜!」
そして、その日から僕たちの猛運動が始まった。
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1日目 200m走
初日から走るのか?!
うっっ、きつい。
「位置に着いて。よーいスタート!」
って、みんな速!
それに対して僕、開始十秒でまだ50m地点……
沙織ちゃん……ってえっ。もうゴールしてる!
ま、まだスタートから18秒よ……運動神経高いな。
数十秒後
やっとゴールだ。
「ハァ、ハァ、ハァ。キッツ。まじキッツ。」
息ができんほどキツい。
もう次の子か、七緒もだ。
「位置に着いて。よーいスタート!」
えぇ……七緒速すぎん。
最初の言葉は何だったんだ。
比べれんくらい速いやんけぇぇぇ………
はぁ。きつかった。
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4日目 障害物競争(2日と3日も200m走でした)
あ!これ楽しかったやつやん!
網を潜ったり色々難しかったんだよな〜。
ん?なんか変じゃない?
障害物なくね?
え?もうスタートするのか?
「よーいスタート!」
って、ぶつかり合って邪魔し合ってる。
どうして、みんな普通にやってるんだ。おかしくないか?これ。
そうか。進化したんだ、障害物競争は。
障害物となる競争で障害物競争となったのだな。
※この学校でしかやっていない競技です。
次は僕の番か!
「がんばれ!優里ちゃん!」
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ふぅ、良い戦いだった。いや、痛かったな。
この子たち凄いな…本当に。
でも、案外楽しかったな。
「休憩したらもう一回しますよ〜。」
………知ってた。
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7日目 大玉転がし
お〜。いよいよ来た!でっかい玉!
この体だと、すっごい大きく見えて怖いな。
そういや、何人ずつで転がすんだろう。
僕の中学生の時、1人で転がすの大変だったからな…
「みんな〜!3人1組になってね〜。組み合わせはそこにあるわよ!」
3人か、やりやすそうだ。
チームは、っと。
誰だろうな〜友達だと良いな〜。
………………誰?
知らない人だ。
とりあえず場所行くか。
「やぁやぁどうも!俺の名前は羽羽亜とかいてパワーと呼ぶぜ!この学年一の力持ちはこの俺様だぜ!」
「やぁやぁこんにちは!俺の名前は須日井戸とかいてスピードと呼ぶぜ!速さだけは誰にも負けねぇ!」
いや、癖強くね。
自己紹介のしかたよ。
兄弟?
いやいや、まずは僕も自己紹介だ。
「初めまし…………(いつもと同じ)」
「へぇ。おめぇあの優里か!すげぇな!うちのウチのクラスで話題になってるぞ。前の200m走のこと」
「おいパワー。それは言っちゃだめだろ!」
「あぁ、すまねぇな!」
賑やかな子達だな。
それじゃあ、練習だ!
前の子たちがもう来た!
次は僕たちの番。
「いくよ〜!2人とも。」
「おう!」
うぉぉ!オラオラ!ふんぬふんぬ!
うん…これ………
普通の大玉やない。
全然進まない。
重すぎる。
前の子達は何だったんだ。
いや、ちょっとずつで良いから進めるぞ!
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「お疲れさん!」
ふぅ。やっと終わった。
僕の次の子達も全く進んでなかったよな。
やっぱり、さっきの子たち何だったんだよ。
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14日目 リレー
いよいよ来た。
体育祭の1番の盛り上がりのリレーの練習が!
赤組のみんなで頑張るぞ!
僕のチームは…
七緒、沙織ちゃん、るいくん、パワー、スピード…
その他。
友達いっぱいで嬉しいぜ。
うちのチームには、足の速い沙織ちゃんとスピードがいて、安心だ。
今から練習だ!
いや〜、みんな速いな。
特にパワーとか。ん、パワーが?
普通スピードの方が速くね。
まぁ良いか。
それはそうと、沙織ちゃん速いな。
それにバトン渡しが凄い上手。
よし、いっぱい練習すっぞ!
「た、楽しみだね。優里ちゃん!」
「うん。絶対勝とうね!」
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体育祭練習が始まってから約一ヶ月半。
これ以外にも、沢山の競技を練習した。
ダンスとか、借り物競争とか、いっぱい。
練習の中でパワーとも、スピードとか他の子とも仲良くなった。
そしていよいよ明日が本番!
「よっしぁぁぁ!!!!!やってやる!!!!!」
沙織ちゃんと約束したんだ!勝ってやる!
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体育祭当日
観客には葵が来ている。
「絶対勝てよ!!!」
「あぁ、当然だ!」
そして今始まる。
楽しみ東ノ宮中学校の体育祭。
団長が台にのって、手を天に掲げる。
副団長が持った旗が風になびいている。
ここにある、全ての視線を奪う。
大きく息を吸い。
「宣誓!」
世界で1番熱い瞬間だ。
次は、沙織ちゃんがメインにでてきます!いつものほのぼの会じゃない、真面目回にします!しっかりと沙織ちゃんの活躍を書きます!是非また読みに来てください。
次話 一ヶ月以内に出します。