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第97話 パフェ

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 休日。


 舞と本屋に行った。




 本屋からの帰り道。


「ふう、9月なのに、まだ暑いな。残暑ってやつだな」


「ええ、そうね」


「暑い……でも抱きつく〜」


「あはっ、何でよ」


 そう言いながら、舞も抱きしめ返してくれる。


「ははっ、暑いけど気持ちいい〜」


「ふふ、ねえ、公介。あそこの喫茶店で涼んでいかない?」


「ああ、いいぞ」




 喫茶店に入る。


「ふう、涼しい〜」


「公介、何頼む?」


「そうだな……あ、この大きいパフェ、気になるな」


「実物はどれくらいなのかしら?」


「二人でならいけるんじゃないか」


「ふふ、そうね。じゃあ、このパフェを一緒に食べましょうか」


「おう」




 というわけで、大きなパフェを頼んだ。


「うおー、実物を見ると、すごいでかく感じるな」


「ふふ、本当ね」


「よし、それじゃあ、食べてこ〜」


「おー」


 二人でパフェを食べる。


「うん、美味しいわね」


「本当だな」


 順調に食べ進める。


「舞、大丈夫か?」


「ちょっと寒くなってきたわ」


 クーラーの効いた店内で、パフェを食べて、身体が冷えてしまったんだろう。


「舞、こっちおいで」


 向かいに座っていた舞を、隣に座らせる。


「ほら、ギュッとしてやるぞ」


「あん、うふふ……」


 舞を抱きしめて、身体をさすってあげる。


「あったかいわ。公介」


「はは、それじゃあ、残りを食べるぞ」


 残り少ないパフェを食べた。


「ふう、なんとか完食できたわね」


「ああ、最後はしんどかったけど、美味しかったな」


 会計を済ませて、店を出る。




「ん〜、身体が冷えたから、外の暑さが気持ちいいわね」


「そうだな」


「今日の夜は何する?」


「映画観て、イチャイチャして、ゲームして、イチャイチャする」


「ふふ、いいわね。そうしましょう」


 美しすぎる幼馴染と、大きなパフェを一緒に食べた……。

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