第91話 妹
今日も帰ってきた舞とイチャイチャしていた俺。
「舞〜、舞〜!」
「はいはい、いい子いい子」
舞に甘えまくる俺。そんな俺を嬉しそうに可愛がる舞。
「そうだ、公介、今日は新しいCMを撮影してきたんだけどね」
「そうなのか。あ〜、気持ちいい〜」
「ふふ、子役の女の子が私の妹役で、コメディタッチのCMなんだけど」
「そうか、早く見たいな〜」
「それで思いついたのよ。今日は公介の妹になってあげようってね」
「おお、それはおもしろそうだな」
「そうでしょ。もちろん妹だから、エッチなことはしちゃダメだけどね」
「え〜っ、じゃあやりたくな〜い」
「ふふ、そんなこと言わないで、兄妹の設定でイチャイチャしましょう。エッチなことしたら公介の負けだからね」
「ふう……まあ、できるだけ我慢してみるか。まったく自信ないけど」
というわけで、舞が妹という設定でイチャイチャする。しかし、妹なのでエッチなことはできない。
「お兄ちゃん」
「ん? どうした?」
「私、コーヒー淹れるんだけど、お兄ちゃんも飲む?」
「ああ、お願いするよ」
「わかったわ。じゃあちょっと待ってて、お兄ちゃん」
ああ、なんと美しい妹なのだ。お兄ちゃんと呼ばれるのもいい。
しかし、妹にエッチなことをしてはいけない。
「はい、どうぞ、お兄ちゃん」
「ありがとな」
「お菓子も持ってきたわ」
「気が利く妹だな、ほら、ご褒美だ」
妹を抱きしめる。
「あん、お兄ちゃん……んっ」
妹をなでなでしてあげる。
「どうだ、妹よ。気持ちいいか?」
「うん、気持ちいいわ……お兄ちゃん、大好き」
「お、おお……」
美しすぎる妹が大好きと言ってくれた。
だが、エッチなことをしてはいけない。なぜなら妹だから。つらいよ〜。
「お兄ちゃん……私、いいよ?」
「な、何が?」
「私……お兄ちゃんのこと、本当に大好きだから」
「お、俺も大好きだぞ、妹よ」
「違うわ、そうじゃなくて……兄妹としてじゃなく、男性として、私、お兄ちゃんのこと……」
美しすぎる妹が瞳を閉じる。
ぐあ〜、このままキスしたいよ〜。
だが、それでは俺の負けになってしまう。まあ、別に負けてもいいんだけど。
待てよ、いいアイデアがあるぞ!
「妹……俺もお前のことが好きだ」
「嬉しいわ」
「もちろん妹となんて許されない。この気持ちは忘れようと思っていた」
「お兄ちゃん……」
「だが、ある夜、母さんたちが話しているのを聞いてしまったんだ。俺たちは本当の兄妹じゃないって!」
「ええっ!」
「お前は……義理の妹だったんだ」
「そ、そうだったの……」
「だから……俺はお前への気持ちを解放する!」
「あん、お、お兄ちゃん?」
「大好きだ! 妹よ! いや、舞!」
「私もよ、お兄ちゃん! 大好き!」
「舞〜!」
「お兄ちゃ〜ん!」
妹になった国民的アイドルと、愛し合った……。
愛し合った後、一緒にお風呂に入る。
「さすがね、公介。義理の妹という設定に変更して愛し合うとはね。いいアイデアだったわ」
「ははっ、急にひらめいたんだよ」




