表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

90/310

第90話 猫3

 テレビの動物番組で可愛い猫の映像を観る俺。


「これ観たら、また舞に猫になってもらいたくなっちゃったな。よし、舞が帰ってきたらお願いしてみよう!」




「公介、ただいま〜」


「あ、舞! おかえり〜」


 俺は舞に抱きつく。


「うふふ、ただいま、公介、チュッ」


「チュッ。ねえ、舞……今日はさ、また舞に猫になってほしいんだけど……」


「もちろんいいわよ。でも、先にゲームしてもいい?」


「うん、もちろんいいよ!」


 やったー! 今夜はセクシーキャットになった国民的アイドルとイチャイチャするぞ〜!




「よーし、やるわよ〜」


 今からやるのは、舞のお気に入りのホラーゲームだ。


 舞はこのゲームをもう10回くらいクリアしているが、たまにやりたくなるらしい。


「頑張れ〜、舞」


 舞が早くクリアしてくれれば、猫になった舞と早くイチャイチャできる。


「今日はハンドガン縛りでいこうかな」


「え……」


 それではいつもより時間がかかってしまう。


「いや、今日は普通でいいんじゃないか?」


「そうね、久しぶりだし、とくに縛りは無しで楽しみましょう」


「それがいいよ。俺、お菓子とジュースを用意してくるから」


「ありがと〜」




 舞が順調にゲームを進めていく。


 この調子なら、もう少しでセクシーキャットと愛し合うことができるぞ!


「舞、ラストスパートだ!」


「おー!」


 舞はさらにペースを上げる。


「もうラスボスだぞ、舞!」


「マグナムでとどめをさしてあげるわ!」


 舞はあっという間にクリアしてしまった。


「すごいぞ、舞! 今までで一番早くクリアできたんじゃないか?」


「ええ、早く公介の猫ちゃんになってあげたかったからね。すごく急いだのよ」


「そ、そうだったのか、舞……」


 感動した俺は舞を抱きしめる。


「ありがとう、舞、大好きだよ〜!」


「あん、うふふ、待ってて、今着替えてくるから」


「うん!」




「にゃ〜ん!」


 セクシーな猫のコスプレをした舞が、抱きついてくる。


「お〜、なんてセクシーで美しい猫なんだ。今夜はたっぷり可愛がってあげるからね〜!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ