表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

88/312

第88話 死にゲー

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 学校からの帰り道。


「舞、今日もあのゲームやろうぜ」


「ええ、いいわよ」


「今日こそクリアしてやる、あの鬼畜な死にゲー……」


「公介、もう30回くらい死んでるもんね」


「うるせー」




 帰宅。


 夜ご飯を食べて、お風呂に入る。




 舞が俺の部屋に遊びに来る。


「さあ、ゲームを始めよう」


「その前にギュッてして」


「わ、わかった」


 舞を抱きしめてあげる。


「ありがと」


「よし、じゃあゲームを始めよう!」




 死んだら交代でゲームをする。


「うわーっ、死んだ」


「じゃあ交代ね」


「なんか舞ばっかりプレイしてない?」


「公介がすぐ死ぬからでしょ」




「くそ〜、また死んだ」


「よ〜し、私の番ね」


「おお、すごいな。もう敵の動きを見切っている」


「公介がやられている時に、敵の動きをよく見ているのよ」


「おー、倒した!」


「ふふ、やったわ」




「く、このボス、マジで強いな……」


「あ〜、私も死んだわ」


「俺の番だな。このボスは絶対に俺が倒してやる」


「お、公介、いい感じよ!」


「ああ、なんかいけそう!」


「あ、あ、もうちょっとよ、公介!」


「うおーっ!」


 ついにボスを倒した。


「やったー! 倒したー!」


「すごいわ、公介」


「はは、ありがと……ん?」


 倒したはずのボスが動き出す。


「これは……まさか」


「第二形態ね」


「マジかよ、もうアイテム残ってないよ……」


 俺はまさかの第二形態になったボスに瞬殺された……。




 ゲームをクリアした後、舞と一緒にベッドでゴロゴロする。


「ふ〜、なんとかクリアできたな。難しかったけど楽しかった〜」


「ボスを倒したのは私だけどね」


「それは言うな。このこの〜」


「あははっ、ごめんごめん、公介、くすぐったい、あはん」


 美しすぎる幼馴染と、死にゲーを楽しんだ……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ