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第87話 下着

 夜。


 舞の帰りを待ちながら、ゲームをする俺。


「ただいま〜」


「あ、舞! おかえり、舞〜!」


 俺は飼い犬のようにはしゃぎながら舞を出迎える。


「ふふ、おいで〜、公介」


「舞〜、会いたかったよ〜」


「私もよ、ほら、よーしよし」


「う〜ん、気持ちいい〜」


 舞は買い物をしてきたようだ。


「なに買ってきたの?」


「下着よ」


「そうか……」


 どんな下着を買ってきたんだろう?


「ふふ、気になる?」


「うん」


「じゃあ、今日は新作下着を私がモデルになって紹介するわね」


「ええっ、やったー!」




 というわけで、俺はソファーに座って舞が着替えてくるのを待つ。


 寝室から舞が出てくる。


「お、おおっ!」


 舞が高級な下着を身につけて、ランウェイを歩くように部屋の中を歩いてくれる。


 そして寝室に戻ると、また新しい下着に着替えて歩く。


 国民的アイドルのプライベート下着ショーだ! なんて贅沢なんだ!


「あ、ああ……すごすぎる、美しすぎる、エロすぎる!」




 いろんな下着を国民的アイドルが、実際に身につけて紹介してくれる。


 セクシーな下着。


「ああっ……舞、本当に本当に綺麗だよ!」


 可愛い下着。


「キュートなのも似合うよ、舞、素晴らしいよ!」


 スポーティな下着。


「スポーティでシンプルなのが逆にエロいよ!」


 エッチな下着。


「こ、これは……すごすぎるって」


 とってもエッチな下着。


「も、もう我慢できない、舞〜!」


 俺は舞に抱きつく。


「あん、待って、公介。まだ見せてない下着があるわ」


「で、でも、俺、もう……」


「公介に全部見せてあげたいから、もうちょっと我慢して。ね?」


「う、うん……」




 気持ちを落ち着けて、下着ショーの続きを待つ。


 純白の下着。


「ああ、舞、清楚だね、素敵だよ!」


 すごくエッチな下着。


「……」


 めちゃくちゃエッチな下着。


「ま、舞、もうダメだ! もう我慢できない!」


「ああん、もう、しょうがないわね……まだ紹介してない下着は、またあとで見せてあげるわ」


「うん、わかった。じゃあ、舞〜!」


「公介〜!」


 国民的アイドルの、新作下着ショーを楽しんだ……。




 翌日。


 仕事に行く舞を見送る。


「行ってきま〜す、チュッ」


「チュッ、行ってらっしゃ〜い」


「あ、そうだ」


「どうした、舞。忘れ物か?」


 舞がスカートをめくってパンツを見せてくれた。


「お、おおっ!」


「ふふ、まだ見せてない新しい下着よ」


「あ、ありがとうございます!」

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