第85話 牛
今日は舞がコスプレしてくれる日。
国民的アイドルにセクシーなコスプレで大サービスしてもらえるんだから、外に出られなくても俺は幸せ者だぜ!
「お待たせしました〜、モ〜」
「お、おおっ!」
今日のコスプレは牛だった。それも露出度の高いセクシーな牛さんだ!
「最高だよ、舞! こんなセクシーな牛なら、一日中乳搾りしたいよ!」
「ふふ、ありがと。それじゃあ頑張って牛さんと仲良くしてね」
「おー!」
牛になりきった舞は、よつんばいになってボーっとしている。
牛ってどうやって可愛がるんだろう? 牛って人に懐くのかな?
俺はとりあえず牛を観察する。いや〜、あらためてエロい!
とりあえず撫でてあげようか。
俺は牛に近づく。
「うわっ!」
牛に蹴られそうになった。
「これは、どうすれば……ん?」
牛がこっちを見ている。
そうだ、まずは挨拶だよな。知らない人間にいきなり触られるのはいやだよな。
「牛さん、こんにちは〜」
俺は牛の顔の前に、手を差し出す。
「モ〜」
牛は俺の手の匂いを嗅いでから、べろべろ舐める。
「ははっ、くすぐったいよ」
「モ〜」
よし、牛が俺に慣れてくれたみたいだな。
牛の身体をそっと撫でてみる。
「んっ……モ〜」
おお、撫でさせてくれた。
「気持ちいいか?」
「モ〜」
「そうかそうか、気持ちいいか。じゃあもっと撫でてやるからな」
「モ〜!」
牛の身体中をなでなでしてあげる。
「あん、モ、モ〜、はあん」
「おやおや、ずいぶんエッチな声を出す牛さんだねえ」
「んんっ、あっ……モ〜」
「ここも撫でてあげようかな。こっちはどうかな」
「ああっ……んっ……モ、あん」
「……」
牛を撫でているうちに、俺はすっかり興奮してしまった。
「牛さん。さあ、牛舎に戻るよ。乳搾りの時間だからね〜」
「モ〜……」
俺は牛を寝室へ連れて行った。
牛になった国民的アイドルの、乳搾りをした……。




