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第83話 無人島

 夜。


 帰ってきた舞とイチャイチャしながらテレビを観る。


 テレビでは無人島でサバイバルをする企画をやっていた。


「これいいわね。公介、今日は無人島プレイにしましょう」


「無人島プレイ?」


「漂流して無人島に流れ着いた恋人が、協力してサバイバルしながら愛し合うのよ」


「それはおもしろそうだな」




 というわけで無人島プレイ。


「公介、どうやらここは無人島みたいね」


「ああ、そうみたいだな」


「これからどうすれば……」


「大丈夫だ、舞。必ず救助が来てくれる。それまで二人で生き残るんだ!」


「公介……わかったわ!」


 生き残る決意をした二人は、強く抱きしめ合った。




「まずは水の確保ね」


「ああ、森の中を探してみよう」


 水を探して部屋をうろうろする。


「あ、公介、こっちに川があるわ!」


「本当か!」


 俺が水道から水を出して、手でちょっとだけすくって飲む。


「うん、飲んでも大丈夫そうだ」


「次は食料ね」


「魚でも釣ってみるか……」


 舞が冷蔵庫から魚を取り出す。


「やったわ! 魚が釣れたわ!」


「これで食料問題も解決だな」


「次は火ね」


「よし、それは俺にまかせろ。あの木の棒をこするやつだろ」


 もちろん部屋で火をおこすわけにはいかないので、舞がキッチンで普通に魚を調理した。


「うん、美味しい! 舞の料理は無人島でも美味しいなあ!」


「ふふ、ありがと」




 二人で床に座る。


 テレビには海の映像を流して雰囲気を作っている。


「公介、私たち本当に帰れるのかしら」


「きっと帰れるさ」


「公介……私、公介がいれば、このまま帰れなくても平気よ」


「俺もだよ、舞」


「もし、このまま帰れなくても、ここで子供もをたくさん作って、みんなで幸せに暮らしましょう!」


「こ、子供っ!」


「ダメ?」


「いや、いいよ。この無人島を俺たちの愛の島にするんだ!」


「公介〜!」


「舞〜!」


 国民的アイドルと、無人島で愛し合った……。




 愛し合った後、一緒にお風呂に入る。


「無人島か〜。無人島で暮らすって実際は大変だろうな」


「そうよね。ゲームもないしね」


「それはつらい!」

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