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第81話 夏休み3

 高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。




 夏休み。


 アイドルの舞に夏休みは関係ない。毎日仕事で忙しいようだ。


 だから俺は夏休みを一人でだらだらと過ごしていた。




 夜。


 舞が裏口からこっそりと遊びに来てくれた!


 俺は裏口に舞を迎えに行く。




 俺の部屋。


「ああ、舞、舞〜!」


「ふふ、会いたかったわ、公介」


 俺は舞に抱きついて甘える。


「あはっ、明日は仕事が午後からだから、今夜はゆっくりイチャイチャできるわよ」


「マジで? やったぜ!」


「夏休みはどう?」


「普通だよ。ゲームして映画観て本を読んでた。舞はずっと仕事だよな?」


「ええ、そうよ」


「どんな仕事したんだ? 話聞かせて〜」


「いいわよ。でも私はお話の前にまずイチャイチャしたいわ」


「俺も同意見だ!」


 というわけで舞とイチャイチャした……。




 思う存分イチャイチャした後は、ゲームをすることに。


 忙しくてまったくゲームができていない舞のために、おもしろかったゲームを教える。


「う〜ん……これはおもしろかったぞ」


 俺はこの夏に発売したばかりのホラーゲームをおすすめした。


「よし、朝までにクリアするわ!」


「えっ!」


「無理そう?」


「いや、できなくはないかな」


「じゃあ、さっそく始めましょう」


「おー」


 ゲームに飢えていたのか、舞は本当に楽しそうにプレイする。


「舞、俺の膝の上に乗って」


「ふふ、いいわよ」


 ゲームする舞を抱っこする。


「舞、このペースなら朝までに終わるぞ。頑張れ〜」


「お〜!」




 ゲームをクリアした後、一緒にベッドでくっついて寝る。


「さすがだな、舞。本当に朝までにクリアしてみせたな」


「おもしろくてあっという間にだったわ。ふわ〜っ、公介、なでなでして……」


「よーしよし、おやすみ、舞」


「おやすみ、公介……く〜」




 舞と起きる頃には、親は出かけて家に誰もいなかったので、一緒にシャワーを浴びる。


「公介、久しぶりだから髪も身体も洗わせてちょうだい」


「お願いします……うははっ、くすぐったい」




 そして舞は仕事に行く前に、俺のお昼ご飯を作ってくれた。


「それじゃ、私は仕事に行くからね」


「おう、行ってらっしゃい、舞」


「行ってきま〜す、チュッ」


 人気急上昇中の新人アイドルと、夏休みをちょっとだけ満喫した……。

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