第80話 夏休み2
舞がアイドルになる前の日常。小学生の頃の話。
夏休み。
昼。
俺の部屋で舞と夏休みの宿題をする。
舞がちゃんと計画を立ててくれたおかげで、夏休みの最後の方に慌てる必要はない。
「よし、今日の分終わった〜」
「ふふ、よく頑張ったわ、公介」
「舞が教えてくれたからだよ」
「うちにスイカあるけど、食べる?」
「食べる食べる〜!」
「ふふ、じゃあ持ってくるわね」
俺の家。
リビング。
舞とスイカを食べる。
「甘くて美味しいな〜」
「そうね」
「ごちそうさま。ねえ、舞、今から一緒にお風呂入ろ〜」
「うふふ、いいわよ」
「やったー!」
「それじゃあ、公介、夜にまた遊びましょうね」
「ああ、庭で花火しような!」
夕方になり、舞はいったん自宅に戻る。
俺は夜ご飯を食べる。
そして、家の庭で舞を待つ。
「あら、早いわね、公介。こんばんは」
「こんばんは、舞。花火しよ〜」
舞と花火を楽しむ。
「綺麗ね〜」
「ああ、そうだな」
親たちは世間話をしながら俺たちを見守っていた。
花火を楽しんだ後は、俺の部屋でゲームをする。
「公介、今どこにいるの?」
「ん? もう死んでるよ」
「早っ。今蘇生してあげるわ」
「サンキュー」
「今度こそ、二人で生き残るわよ」
「おう!」
ゲームを楽しんだ後、舞とベッドでくっついて寝る。
「公介、明日は何するの?」
「ゲームする」
「ふふ、他には?」
「めちゃくちゃ怖い映画観たい」
「大丈夫? そんなに怖い映画観れるの?」
「舞が一緒なら大丈夫……ふわ〜」
「ふふ、もう寝ましょうか。おやすみ、公介」
「おやすみ〜、舞……く〜」
美しすぎる幼馴染と、夏休みを満喫した……。




