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第78話 怖い話

 今日は舞がコスプレしてサービスしてくれる日だ。


 あ〜、早く舞とイチャイチャしたいよ〜。コスプレした国民的アイドルと愛し合いたいよ〜。




「わっ!」


「おわあっ! な、なんだよ、舞。びっくりした〜」


「あははっ、お待たせ」


「今日のコスプレは着物か……すごく綺麗だよ、舞」


「ふふ、ありがと。今日のテーマは怖い話よ!」


「お〜、夏にぴったりだな」




 部屋を薄暗くしてから、舞が怖い話をする。


「映画やドラマの撮影をしていると、怪奇現象が起きやすいというのは、知っていますか?」


「は、はい、聞いたことあります。急にカメラが止まってしまったりとか」


「そうです。他には映像に謎の声が入ってしまったりね……ふふ」


「……ごくり」


「これは、私が主演をつとめたドラマの撮影中に、実際に起きた話なんですけどね……」


 舞の怖い話を聴いた……。




「どう? 怖かった?」


「いや、舞の美しい着物姿をずっと見ていたから、あんまり怖くなかった」


「何よそれ〜」


「ごめんごめん、でも綺麗すぎる舞が悪い」


「構成とかちゃんと考えてきたんだから、怖い話に集中してください!」


「はい」


「じゃあ次の話ね。これは共演したベテランの女優さんから聴いた話なんですけどね……」


 舞の怖い話を聴いた……。




「どう? 怖かった?」


「いや、本当に申し訳ないんだけど、着物姿の舞と愛し合うことばかり考えちゃって……全然怖くなかった」


「ええ〜」


「やっぱり恐怖はエロに勝てないんだよ。エロ最強! というわけで舞……」


「これ以上怖い話をしてもしょうがないわね……いいわ、寝室に行きましょう!」


「やったー!」


 着物姿の国民的アイドルと、愛し合った……。

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