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第72話 ビニールプール

 小学生の頃。


 夏休みになると、家の庭にビニールプールを置いて舞と遊んだもんだ。


「ははっ、舞、気持ちいいな〜」


「ふふ、そうね」


「舞、水鉄砲で遊ぼうぜ。それ!」


「あはっ、もう」


 舞と水鉄砲で遊んだ。




「公介、この前観たラッコの親子の動画覚えてる?」


「うん、ラッコの親が寝てる子供を抱っこしてるやつだろ」


「そうよ。私、あれを公介とやりたいの」


「いいよ」


「ふふ、ありがと。じゃあ、おいで」


「わ〜い」


 舞が俺を抱っこしたままラッコのように仰向けになる。


「これ気持ちいい〜。なんか寝ちゃいそう」


「ふふ、寝てもいいわよ」


「じゃあ、ちょっとだけ……く〜」




 中学生の頃。


 夏休みに入り、家の庭にビニールプールを置いて舞と遊ぶ。


 舞の中学生にして、すでにスタイル抜群の水着姿は、俺をめちゃくちゃドキドキさせるぜ!


 ビニールプールで舞とイチャイチャする。


「舞〜!」


「うふふ、よしよし、いい子いい子」


「ねえ、舞。ラッコの親子のやつ、覚えてる?」


「覚えてるわよ。またあれやってほしいの?」


「うん」


「いいわよ、ほら、おいで〜」


「わ〜い」




 高校生の頃。


 アイドルの舞は夏休みなど関係なく忙しい。


 俺は家に一人でだらだらしていた。


「あ〜、舞とビニールプールで遊びたいよ〜、ラッコの親子やりたいよ〜……昼寝するか」




 そして、同棲している現在。


 俺は仕事から帰ってきた舞に可愛がってもらっていた。


「そうだ、公介。ビニールプール入らない?」


「え、どこで?」


「ここで」


「ここって……部屋の中で?」


「そうよ」


「入りたい!」


「じゃあ、用意しましょう」


「おー!」


 床にシートを敷いて、その上に空気を入れたビニールプールを置く。


 水をバケツで運んで入れる。


 ジュースとお菓子も用意する。


「よし、できた!」


「じゃあ、私は水着に着替えてくるわ」


「おう」


 俺は全裸になり、ビニールプールに入る。




「お待たせ〜」


「お、おおっ!」


 舞は超セクシーな水着を着てくれていた。


「いい! めちゃくちゃセクシーだよ、舞〜!」


「ふふ、ありがと。それじゃ、私も入らせてもらうわ」


 舞が照明を少し暗くして、ナイトプールっぽくする。


「おお、なんかエッチな雰囲気だな」


「うふふ、公介、かんぱ〜い」


「かんぱ〜い」


 飲んだり食べたりしながら、舞とイチャイチャする。


「舞〜、抱っこして〜」


「いいわよ。ほら公介、ラッコの赤ちゃんみたいになって」


「わ〜い」


 舞に抱き抱えられながら身体の力を抜く。あ〜、幸せ〜。


 しばらく舞とゴロゴロする……。




「舞……」


 俺は舞を抱きしめてキスをする。


「ん……公介」


「舞、庭ではできなかったけど、ビニールプールで、このまま……」


「ええ、もちろんいいわよ……」


 国民的アイドルと、ビニールプールで愛し合った……。

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