表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/312

第67話 ゲームセンター

 小学生の頃。


 俺は舞とゲームセンターで遊んでいた。


「舞、クレーンゲームやろうぜ」


「いいわよ。どれやるの?」


「う〜ん、そうだな〜」


 クレーンゲームのコーナーを歩き回る。


「このお菓子たくさん落とせたら最高だよな〜」


「私がチャレンジしてみるわ。公介、横から見ててちょうだい」


「オーケー」


 舞がクレーンを操作する。


「お……おおっ!」


 見事にお菓子をたくさんゲットした。


「うわ〜、舞、よくやったぞ〜!」


 俺は舞を抱きしめて、よしよしと頭を撫でてあげる。


「あん、はふう……うふふ」


 舞はとても幸せそうだ。


「今日はお菓子を食べながらゲーム三昧だな」


「ふふ、帰ってからもゲームするの?」


「ははっ、当たり前だろ」




 中学生の頃。


 俺と舞はシューティングゲームでゾンビと戦っていた。


「うお〜、すごい数のゾンビだ!」


「公介はそっちのゾンビを撃って、私はボスを狙うわ」


「了解!」




 メダルゲームもお気に入りだった。


 舞と並んで座ってメダルを入れながらおしゃべりする。


 メダルがなくならいと、何時間もそのままやり続けることになる。


「あははっ、もう公介ったら」


「ははっ、それでさ……あれ、もうこんな時間か」


「いつの間にか3時間もたってたわね」


「まだかなりメダル残ってるな」


「お店に預ける?」


「いや、俺は宵越しのメダルは持たない主義なんだぜ」


「ふふ、何よそれ」


「ははっ、もう少し遊ぼ〜」


「ええ、いいわよ。何か飲み物買ってきましょう」


「おう」


 その後、2時間続けてようやくメダルがなくなった。




 高校生の頃。


 舞はアイドルになり、高校も別々になった。


 俺は一人でゲームセンターに行く。


 舞にもらったお小遣いでゲームする。


 クレーンゲームでお菓子を狙う。


「く〜っ、また取れなかった……」


 メダルゲームでもするか。


 俺は一人でメダルゲームを黙々とプレイする。


「あ、もうメダルがない……帰るか」


 俺はコンビニでお菓子を買ってから家に帰り、またゲームをした……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ