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第61話 猛暑日

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 猛暑日。


 学校からの帰り道。


「う〜、暑いな、舞……」


「そうね。公介、大丈夫?」


「うん、大丈夫……」


「具合悪くなったらすぐに言うのよ」


「お〜……」


 暑さで変なテンションになった俺は、急に舞に抱きつく。


「舞〜!」


「あん、暑いわ、公介」


「ああ、だから逆に抱き合うんだよ」


「ふふ、意味がわからないわ」


 そう言いながらも、舞も抱きしめ返してくる。


 二人の汗が混じり合う。


「公介、すごい汗」


「ははっ、そうだろ。うりうり〜」


 舞に頬ずりする。


「あははっ、ぬるぬるする〜」


 舞も楽しそうだ。


 炎天下で抱き合う二人。


「はははっ……あ、暑い……」


「公介、大丈夫? あそこのスーパーで休憩していきましょう」


「そうだな……」




 スーパーに入る。


 冷凍食品のコーナーに行って涼む。


「はーっ、涼しい」


「本当ね」


 舞がハンカチで俺の顔や首の汗を拭いてくれる。


「よし、アイスでも買っていくか」


「そうね」


 アイスを買ってスーパーを出る。


「う〜ん、冷たくて美味しい!」


「私のも美味しいわよ。はい、あげる」


「あむ。う〜ん、そっちも美味しいな。ほら、舞も俺の食べて食べて〜」


「はむ。うん、それも美味しいわね」


 舞とアイスをシェアしながら家に帰った。




 帰宅。


「それじゃあ、夜に行くわね」


「おーう」


 家に帰った俺は、さっそくお風呂に入ろうとする。


「ん?」


 庭から舞の声が聞こえる。


「どうした、舞」


「今、家に誰もいなかったから、こっちで一緒にシャワー浴びましょう」


「なに! わかった、すぐに行くぜ!」


「ふふ、待ってるわ」


 俺は着替えを持って舞の家に行く。




「うう、服が汗ではりついて脱げない」


「はいはい、私が脱がせてあげるわ」


「サンキュー。俺も舞の服を脱がす〜」


「ふふ、お願いしまーす」


 舞の制服をドキドキしながら脱がせた。




 浴室に入る。


 舞が温度を調節して、冷たいシャワーを浴びせてくれる。


「く〜、気持ちいい〜、生き返る〜!」


「ふふ、それそれ〜」


「舞も浴びろよ〜」


「あん、ふふ、気持ちいいわね」


 イチャイチャしながらシャワーを浴びた。


 美しすぎる幼馴染と、猛暑に耐えた……。

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