第51話 話し合い
俺と舞は今まで何度も愛し合ってきた。
初めて愛し合ってからすぐに舞がアイドルになってしまい、なかなかできない日々が続いたが、同棲してからはもうラブラブの日々だ。
他人と比べたことはないが、俺たちの愛の日々はとても充実していると思う。
というのも、舞の提案で俺たちは愛の行為について、ちゃんと話し合ってきたからだ。
お互いの気持ちいいポイントや、もっとこうしてほしいという要望などを、ちゃんと言葉にして伝えてきた。
舞はそういうことを話す恥ずかしさよりも、二人がより幸せになることを優先する。
俺のコスプレ好きも、こうした話し合いの中でバレたことだった。
エロ本やら、エロDVDなどを入手したら、必ず二人で見て勉強した。
もちろん全部を参考にするわけじゃない。エッチな作品にはファンタジーな部分も多いからな。楽しみながら観て、真似できそうだな、気持ちよさそうだなと思ったら、二人で実践した。
そうそう、同棲してからは、舞が用意してくれたエッチなおもちゃを使うこともある。
文明の利器は活用すべし、というのが舞の意見だった。俺も同意見だ。
まあ、いろいろやっても、結局は愛している人と愛し合えればそれが一番幸せ。という、ありきたりな結論にはなってしまうのだが。
舞が帰宅。
「ただいま〜、公介!」
「あ、舞、おかえり〜! あのさ、舞、その……」
「なに? 恥ずかしがらないで言ってごらん」
「こ、この前、舞にしてもらったやつ、すっごい気持ちよかったから、またしてほしいなって……」
「うふふ、もちろん、いいわよ!」
国民的アイドルと、今日も愛し合った……。




