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第42話 カラオケ

 舞がアイドルになる前の日常。




 舞とカラオケによく行ったな。


 舞は歌も昔からうまかった。


 舞は俺をよろこばせるためにダンスしながら歌ってくれた。


 スカートがひらひら揺れて、パンツが見えたものだ。


「舞〜、ブラボー! 最高だったよ!」


「うふふ、最高だったのはパンツじゃないの?」


「ゴホン、まあ、それもあるけどね……」


「じゃあ、次は公介が歌って」


「オーケー。何歌おうかな……」


 俺はロックバンドの曲を歌った。


「キャー、公介さま、かっこいい〜!」


 舞がふざけてファンのような歓声をあげる。


「はは、オーライ、盛り上がってこうぜ!」


 俺もふざけてロックスターのように歌った。


「ふう……気持ちよかった」


「すごいよかったわ、公介」


「じゃあ、また舞が歌ってくれるか。俺はとにかく舞の歌が聴きたいんだ!」


「はいはい」


 舞がまた歌って踊ってくれる。そしてパンツが見える。


 ああ、舞はどこまでも美しい……そしてエロい。


「公介、次はデュエットしましょう」


「いいぜ、歌おう」


 俺は舞の腰を抱いて引き寄せる。


 舞も嬉しそうに身体を押しつけてくる。


 舞と楽しくデュエットした……。




「ラストは公介が歌ってちょうだい」


「ええ〜、最後は舞の歌が聴きたいよ〜」


「ねえ、お願い、公介」


「うう……」


 舞にお願いされて断れるわけない。


「わかったよ……何かリクエストは?」


「これを歌ってほしいの」


 舞のリクエストは甘いラブソングだった。


「オーケー」


 俺は舞を見つめながら、しっとりと歌う。


「……」


 舞はうっとりしながら黙って最後まで聴いてくれた。


「すごいよかったわ、公介、もう最高よ!」


「ははっ、ありがとうございます」




 同棲している現在。


 俺は外に出られないので、家で舞とカラオケを楽しんでいる。


「ねえ、次は公介が歌って」


「ええ〜、プロの前で歌うのは恥ずかしいよ〜」


「なに言ってるのよ。ほら、この曲歌ってちょうだい」


「わかったわかった」


 俺は甘いラブソングを舞に歌ってあげる。


「……」


 舞はうっとりしながら俺の歌に聴き入る。


「公介、すごいよかったわよ、もう最高だった!」


「ありがとうございま〜す! よし、舞、今度はデュエットしようぜ」


「ふふ、いいわよ」


 国民的アイドルと、カラオケを楽しんだ……。

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