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第39話 ダンス

 俺は子供の頃から舞のダンスを見るのが好きだった。


 ミュージックビデオを観て気に入ったダンスがあれば、舞に踊ってちょうだいとお願いした。




 小学生の頃は、よく家の庭でダンスを見せてもらった。


「舞、すごいうまいよ。そして可愛いよ!」


「うふふ、ありがと。じゃあ、今度は公介も一緒に踊りましょう」


「ええっ、俺はいいよ〜」


「私が教えてあげるから、ほら、こっちおいで」




 中学生の頃は、よく俺の部屋でダンスを見せてもらった。


 学校の制服で踊ってもらったりもしたな。


 スカートがひらひら揺れて、パンツがチラチラ見えた。


「舞、本当にすごくうまいよ。ビューティフルだよ」


「ふふ、ありがと。パンツしか見てないと思ってたわ」


「な、何を言ってるんだか……ちゃんとダンスを見ていたよ。まあ、パンツも見ていたけどね」


「じゃあ、今度は公介がスカートを履いてダンスしてみせて」


「なんでだよ……って脱がなくていいから!」


 結局、俺は舞のスカートを履いてパンチラしながら踊った。まあ、舞が笑ってくれたから別にいいけど。




 高校生の頃は、テレビで舞のダンスを観るようになった。


「う〜ん、綺麗だ、舞。こんなに綺麗でセクシーで輝いてるアイドルが、本当に俺の彼女なのか?」


 テレビの画面越しに舞を観ていると、この美しすぎるアイドルと付き合っていることが信じられなくなってくる。


 俺は一人の部屋で飽きずに舞のダンスを観続けた。




 同棲している現在。


 俺は今も舞にお願いして、たまにダンスを見せてもらう。


 二人っきりで、俺だけが見られるダンスショー。


 しかも、衣装はめちゃくちゃエロくてセクシーなやつをリクエストする。


「ああ……舞、本当にすごいよ。綺麗でセクシーで……なんか、もう感動しちゃってるよ」


「うふふ……ありがと、公介。でも、感動してるだけ?」


「……めちゃくちゃ興奮もしてます」


「うふふ、私もよ。公介に熱い目で見つめられると、それだけで私も興奮しちゃうわ」


「ああ、舞……舞〜!」


「あはっ、公介〜!」


 国民的アイドルと、情熱的なダンスを踊った……。

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