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第315話 口移し21
夜。
俺は舞とゲームをしていた。
「ふう、激しい戦いだったぜ……」
「公介、序盤に死んでたじゃない」
「それは言うな」
「ふふ、ちょっと休憩しましょうか」
「そうだな」
「何か食べる?」
「食べる食べる〜」
「それじゃあ、今日はじゃがバター作ってあげるわ」
「やったー!」
舞がじゃがバターを作ってくれた。
「はい、完成〜」
「おお〜」
「公介、熱いから気をつけてね」
「わかってるぜ、いただきま〜す!」
俺は熱さに気をつけてじゃがバターを食べる。
「はふはふ、美味〜い!」
「ふふ、よかったわ」
「はふはふ、美味い美味い」
「……」
「どうした、舞、食べないのか?」
「ええ、食べるわ……」
「そうか」
「……」
「はふはふ、もぐもぐ」
「あの……公介」
「なんだ?」
「このじゃがバター、く、口移しで食べさせてください、お願いします!」
「熱いからいやだ」
「も、もちろん、冷めてからでいいのよ」
「はは、冗談だよ。ちょっと待ってろ」
「ああ、公介さま、ありがとうございます〜!」
俺はじゃがバターを口に入れる。
咀嚼する。
舞にキスする。
口移しで、舞にじゃがバターを食べさせてあげる。
「もぐもぐ……お、美味しい〜!」
国民的アイドルに、じゃがバターを口移しで食べさせてあげた……。




