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第295話 泣く3
夜。
俺は仕事から帰ってきた舞に甘えていた。
「あはは〜、舞〜」
「うふふ、よしよし」
「あふう、大好きだよ、舞〜」
「私もよ……うう、ふえ〜ん」
舞が突然泣く。
「ま、舞、どうした?」
「うう……こ、公介が……」
「俺が? 俺がどうしたんだ?」
「公介が好きすぎて泣けてきた……ふえ〜ん」
「な、なんだ、そうだったのか」
舞はたまに俺が好きすぎて泣く。
「まったくもう、急に泣くから心配したじゃないか」
「うう、ごめんなさい……」
「はは、ほら、舞、おいで」
「うん、ふえ〜ん」
俺は舞を慰めてあげる。
「よしよし、大好きだぞ、舞」
「私もよ、公介」
俺は舞にキスをする。
「んむ、公介……」
「舞、寝室にに行こうぜ。ベッドで慰めてあげるからな」
「うう、お願いします、ふえ〜ん」
泣いた国民的アイドルを、慰めてあげた……。




