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第294話 泣く2

 高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。




 夜。


 舞が裏口からこっそり遊びに来る。


 俺は裏口に舞を迎えに行く。




 俺の部屋。


 俺は泣く。


「公介、急にどうしたの?」


「うう……」


「どうして泣いてるの?」


「ま、舞が……」


「私が?」


「綺麗すぎて、感動して、泣いてるんだよ〜、ふえ〜ん」


「なんだ、そうだったのね」


 俺は舞の美しさに感動して、たまに泣いてしまう。


 子供の頃からずっと一緒にいるのに、俺はいつになったら舞の美しさに慣れるんだろう。


「もう、急に泣くから心配したじゃない」


「うう、ごめんよ〜」


「謝らなくていいのよ。ほら、こっちおいで、公介」


「舞〜」


 俺のベッドで舞が慰めてくれる。


「よーしよし、いい子いい子〜」


「あふう、気持ちいいよ〜」


「公介、ちょっと落ち着いた?」


「うん、もう大丈夫だ。うう……ふえ〜ん」


「泣いてるじゃない」


 さらに舞に慰めてもらった。




「よし、もう大丈夫だ。舞、ゲームするぞ!」


「やったー!」


 人気急上昇中の新人アイドルに、慰めてもらった……。

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