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第286話 お姫様抱っこ
舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。
舞と一緒に学校から帰る。
帰宅。
「舞、お姫様抱っこさせてくれ」
「ふふ、急にどうしたのよ」
「なんかお姫様抱っこしたくなった。なぜなら、舞は俺のお姫様だからだ!」
「うふふ、それじゃあしょうがないわね」
家の庭。
「じゃ、公介、お願いしまーす」
「オーケー、よいしょっと」
舞をお姫様抱っこする。
「ふふ、素敵です、王子様」
「はは、そうだろ、俺の綺麗すぎるお姫様」
舞と見つめ合いながら、庭を歩く。
「そうだ、公介、ちょっと待ってて」
「おう」
舞が自宅からお菓子を持ってくる。
「はい、またお願いします」
「おう」
また舞をお姫様抱っこする。
「はい、王子様、あーん」
「あーん、もぐもぐ」
お姫様抱っこをしながら、お菓子を食べさせてもらう。
「王子様、私をどこに連れて行こうとしているのですか?」
「それは、えーと……俺様のベッドだ!」
「あはは、それは楽しみです」
美しすぎる幼馴染を、お姫様抱っこした……。




