第28話 セーラー服
今日も舞がコスプレしてくれるぞー!
ああ、今日はどんなコスプレで、あんなことやこんなことをしてくれるんだろう……ドキドキ。
「橘先生、遅れてすいませーん!」
「お、おおっ!」
今日のコスプレは女子高生だ! セーラー服だ! めちゃくちゃ青春を感じるぜ!
「って、俺は同級生じゃなくて、先生なんだな」
「そうよ。だから、絶対に生徒に手を出しちゃダメだからね」
「わ、わかった」
「それじゃ、よろしくお願いしますね。橘先生」
「おう、それじゃあ宮沢、授業を始めるぞ〜!」
「は〜い」
放課後……という設定。
「せ〜んせいっ」
「なんだ、宮沢。まだ帰っていなかったのか?」
「はい。先生に質問があって……」
「授業でわからないとこがあったのか? 宮沢は勉強熱心だな。なんでも質問していいぞ」
「ありがとうございます。じゃあ質問しますね。先生は彼女いるんですか?」
「な、なんの質問しているんだっ!」
「だって、なんでも質問していいって言ったじゃないですか」
「それは、勉強のことだ」
「え〜、いいじゃないですか。教えてくださいよ〜」
「なんで知りたがるんだ、そんなこと」
「それは……先生のことが、気になるからです」
「ええっ……き、教師をからかうんじゃない!」
「からかってなんかないですよー」
「そ、そういう、宮沢はどうなんだ? 彼氏はいるのか?」
「いないですよ」
「そ、そうなのか。男子たちから、たくさん告白されてるって聞いたけど」
「ふふ、先生、私のこと気にしてくれてたんですね?」
「ち、違うぞ。この前話した生徒が、そう言っていただけだ」
「ねえ……先生。私のパンツ見たくないですか?」
「なっ……お前、急に何を言っているんだ?」
「パンツを見せたら、私を生徒としてじゃなく、女として見てくれるんじゃないかって……」
「バ、バカなことを言ってるんじゃない」
「先生……私を、見て」
舞が両手でスカートを、ゆっくりと上げていく。
俺はダメだとわかっていても、目をそらすことができない。
そして、パンツが完全に見える……。
「あ、あれ?」
「うふふ、残念でした〜。制服の下に水着を着ていたんです」
たしかに、今も見えているのはスクール水着だ。
だが、俺はパンツが見えなくてがっかりするどころか、そのマニアックなエロさに、めちゃくちゃ興奮してしまった。
「……」
「あれ、先生、怒っちゃいました?」
「宮沢!」
「あんっ!」
俺は舞を抱きしめる。
「せ、先生、どうしたんですか?」
「み、宮沢が悪いんだぞ、俺たちは教師と生徒なのに……こんな綺麗な子に誘惑されて、我慢できるわけないだろ!」
「先生……悪いのは、先生をからかった私です。だから、悪い生徒をお仕置きしてください!」
「わ、わかった。宮沢、先生がたくさんお仕置きしてあげるからな。さあ、教育的指導だ!」
「ああっ、先生!」
セーラー服を着た国民的アイドルに、お仕置きをした……。
お仕置きのあと、一緒にお風呂に入る。
「あー、今日も楽しかったわ」
「舞、制服の下にスクール水着とは、いいとこついてくるな」
「うふふ、あれ、よかったでしょ。公介、絶対によろこぶと思ったのよね〜」
「ああ、まんまと興奮させられたぜ……」




