第273話 ゲーム7
舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。
学校からの帰り道。
「公介、今夜は何する?」
「えっとね〜、そうだな〜、舞と遊ぶ〜」
「ふふ、そうじゃなくて、何して遊ぶのかって話よ」
「はは、わかってるよ。ゲームしようぜ。夜ご飯食べたら早く来いよ」
「ええ、わかってるわ」
帰宅。
「それじゃ、公介、夜ご飯食べたら行くわ」
「おう」
俺の家。
俺はお風呂に入ってから、夜ご飯を食べる。
夜。
舞が俺の部屋に遊びに来る。
「よし、舞、ゲームするぞ!」
「するぞするぞ〜」
舞とゲームする。
「おら〜」
俺はハンマーでゾンビの頭を砕く。
「舞、このハンマー、すげー強いぞ!」
「ふふ、じゃあ公介はそれで近くのゾンビをお願い。私は銃で遠くのゾンビを狙うわ」
「オーケー!」
舞と連携してゾンビを倒す。
「や、やばい、舞、すごい量のゾンビが来たぞ」
「公介、落ち着いて対処するのよ」
「わ、わかってる、うお〜!」
俺はとにかくハンマーを振り回す。
「きゃー!」
舞の悲鳴を上げる。
「どうした、舞、やられたのか?」
「公介のハンマーで頭を砕かれたのよ!」
「えーっ!」
一人になった俺も、すぐにゾンビに殺された。
「いや〜、すまなかったな、舞」
「ふふ、いいのよ」
「あんなに大量のゾンビに襲われたら慌てちゃうよ」
「ええ、ちゃんと対策を考えないと、クリアできそうにないわね」
「よし、ちょっと休憩だ。舞、こっちおいで」
「は〜い」
俺のベッドでイチャイチャする。
「舞、抱っこさせてくれ」
「ふふ、どうぞ」
舞を抱っこして頭をなでなでする。
「よしよし、さっきは舞の頭を砕いてごめんな」
「あん、うふふ、気にしないで」
「ほら、もっとなでなで〜」
「あふう、気持ちいい〜」
休憩終了。
「よし、舞、今度こそクリアするぞ!」
「おー!」
美しすぎる幼馴染と、ゲームを楽しんだ……。




