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第261話 口移し8

 今日は舞がクレープを作ってくれる。


「お待たせしました、どうぞ〜」


「いただきま〜す!」


 俺はクレープを食べる。


 クレープの具材は、生クリーム、いちご、バナナ、チョコレートソースだ。


「美味い! 美味いぞ、舞!」


「ふふ、よかったわ」


「舞も自分の分を作って食べろよ」


「ええ、そうするわ」




 舞が自分の分のクレープを作る。


「完成〜、それじゃ、公介、お願いします」


 舞が自分の分のクレープを俺に差し出す。


「ん? それは舞のじゃないのか?」


「そうなんだけど……」


「あ、まさか……」


「……」


「……」


「こ、公介、何か言ってよ」


「いや、舞からちゃんと言いなさい」


「うう……」


「どうした? それも俺が食べちゃうぞ?」


「このクレープ、く、口移しで食べさせてください!」


 国民的アイドルが、家ではクレープの口移しを男に懇願していると知ったら、みんな驚くだろうな。


「舞は変態だな〜」


「あう……」


「はは、待ってろ、今食べさせてあげるからな」


「ありがと〜」


 俺はクレープを口に入れる。


 咀嚼する。


 舞にキスをする。


 口移しで舞にクレープを食べさせてあげる。


「あむ、もぐもぐ……こ、これは、美味い!」


「それはよかった」


「おかわりお願いします!」


 国民的アイドルに、口移しでクレープを食べさせてあげた……。

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