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第259話 犬9

「おー、よしよし、俺の犬は本当に綺麗だな、綺麗すぎるな〜!」


「あん、わうん、く〜ん」


 犬になった舞を可愛がっていた俺。


 国民的アイドルが、家ではセクシーな犬のコスプレをして可愛がられているとは、誰も思わないだろうな。


 俺はコスプレ用の警察の帽子をかぶる。


「舞、今日の俺は警察官の設定だ」


「わん!」


「ということは舞は?」


「警察犬ね」


「正解! って、普通にしゃべったな」


「あ、つい……わんわん」


 舞が犬のようにお座りする。


「よし、それじゃあ犯人を捕まえるぞ!」


「わおーん!」




 舞の首輪にリードをつけて、捜査を開始する。


 俺は犯人の物、という設定のハンカチを取り出す。


「さあ、舞、犯人の匂いを覚えるんだ」


「わん、くんくん」


 舞がハンカチの匂いを嗅ぐ。


「わんわん!」


 舞が犬のようによつんばいで歩き出す。


「犯人を追跡しているんだな?」


「わん!」


 俺は舞についていく。


「わんわん!」


 舞が吠える。


 犯人を見つけた設定のようだ。


「よくやったぞ、舞。あとはまかせろ!」


 俺は想像の犯人を逮捕した。




「偉いぞ〜、舞」


 俺は舞を撫でてあげる。


「わふう、く〜ん」


 舞は褒められて嬉しそうだ。


「それじゃ、ご褒美をあげるから、こっちおいで」


「わおーん」


 犬になった国民的アイドルと、愛し合った……。

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