第250話 夏休み5
高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。
夏休み。
舞は夏休みもアイドルの仕事で忙しい。
夜。
舞が裏口からこっそり遊びに来る。
俺は裏口に舞を迎えに行く。
俺の部屋。
「舞〜、よく来てくれた〜」
俺は舞に甘える。
「あん、うふふ、公介、暑さで体調崩してない? 大丈夫?」
「うん、ずっと涼しい部屋の中で、ゲームしたり映画観てるから、大丈夫だよ」
「ふふ、それならよかったわ。これお小遣いよ、ゲームとか買って、夏休みを楽しんでね」
「サンキュー! でも舞がいないと寂しいよ〜」
俺は舞に抱きつく。
「あん、うふふ、よしよし、ごめんね、寂しい思いをさせて」
「いいんだよ、時間ができたらこうして会いに来てくれるし、舞がアイドルとして活躍してるのを見るのも本当に嬉しいんだ。だから俺、寂しいの我慢する!」
「偉い! 偉いわ、公介!」
舞が強く抱きしめてくれる。
「私が芸能界で輝くところ、もっともっと公介に見せてあげるからね」
「それは楽しみだな!」
舞に甘えた後は、一緒にゲームする。
「このゲーム、今日もずっとやってたんだけど、めちゃくちゃおもしろいぞ!」
「それは絶対やりたいわね」
舞がゲームをする。
「たしかに、これはおもしろい!」
「はは、そうだろう」
ゲームの後は、俺のベッドで一緒に寝る。
「ほら、おいで、公介」
「わ〜い」
「うふふ、いい子ね、おやすみ、公介」
「おやすみ〜、舞」




