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第25話 全裸でダンス

 夜。


 俺はお風呂に入っていた。


 お風呂から上がっても、まだ舞は帰ってきていなかった。


 家には一人だし、なんとなく全裸のままでいる。


 舞のライブ映像をテレビで流す。


 俺は全裸のまま、曲にあわせてダンスをする。


 あ、全裸でダンス、けっこう気持ちいいかも……。


 うん、日々のトレーニングメニューに、全裸ダンスをいれてもいいかもしれないな。


 俺はひたすら全裸で踊り続けた。




 ふう、お風呂に入ったのに、また汗かいちゃったよ。


 またお風呂に入ろうかな。


「うわっ!」


 いつの間にか、舞が帰っていた……。


 全裸ダンス、見られてたのか? 恥ずかし〜!


「ふふ、ただいま、公介」


「お、おかえりなさい……」


「ダンス、素敵だったわよ」


「ありがとうございます……」


「ところで、おかえりのキスはしてくれないの?」


「あ、ああ……忘れてました。その前に服を着させてくれ」


「裸のままでいいわよ」


「わ、わかった」


 全裸のまま、舞に抱きついて、おかえりのキスをする。


 舞の着ている高級ブランドの服は、とても肌触りがよかった……。


「舞、もう恥ずかしいから、服着ていい?」


「まだダメよ」


「なんでだよ」


「いや、公介がすごい気持ちよさそうに踊ってたから、私もやってみたいなって思って」


「え、もしかして……」


「ふふ……」


 舞が服を脱ぐ。


「それじゃあ、音楽流して」


「は、はい」


 舞が全裸で踊る。世界で俺だけが見ることができる、国民的アイドルの貴重なパフォーマンスだ。


 全裸で踊るアイドルと、それを見る全裸の俺。


 曲が終わり、俺は拍手した。


「さあ、公介、今度は一緒に踊りましょう」


「あ、ああ……頑張ります!」




 舞と全裸でダンスを楽しんだあと、一緒にお風呂に入った。


 お風呂から上がると、寝室に行く。


「舞……今度はベッドの上で、愛のダンスだ!」


「ああ、素敵よ、公介!」


 国民的アイドルと、全裸で一緒にダンスした……。

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