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第237話 相合傘

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 学校からの帰り道。


 雨が降っている。


 俺と舞は傘をさして歩いていた。


「ねえ、公介」


「なんだ?」


「公介の傘に入っていい?」


「相合傘だな、いいぞ」


「お邪魔しま〜す」


 舞が自分の傘を閉じて、俺の傘に入ってくる。


 二人で濡れないように、くっついて歩く。


「ねえ、公介」


「なんだ?」


「おんぶさせて」


「いや、なんでだよ……」


「たまに公介をおんぶしたくなるのよ」


「傘さしてるだろ」


「前に観た映画でそんなシーンあったじゃない。ねえ、お願い〜」


「恥ずかしいよ」


「じゃあ、家の近くまで行ったら」


「まあ、それならいいか……」




 家の近くまできたので、俺は傘をさしたまま舞におんぶしてもらう。


「それじゃ、乗るぞ」


「ええ、よいしょっと。それじゃ、行きますよ〜」


「は〜い」




 帰宅。


「はい、到着〜」


「サンキュー、舞」


 俺は舞からおりる。


「それじゃ、夜ご飯食べたら公介の部屋に行くから」


「おう」




 俺は家に帰る。


 お風呂に入ってから、夜ご飯を食べる。




 舞が俺の部屋に遊びに来る。


「舞〜」


 俺は舞に甘える。


「あん、ふふ、どうしたの?」


「夕方おんぶしてもらったから、今度は抱っこして〜」


「うふふ、いいわよ、ほら、こっちおいで」

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