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第235話 口移し5

 高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。




 夜。


 舞が裏口からこっそり遊びに来る。


 俺は裏口に舞を迎えに行く。




 俺の部屋。


「公介、今日はお土産があるわよ」


「なになに〜?」


「テレビ局の楽屋弁当よ」


「いいね、何弁当?」


「高級焼肉弁当よ」


「お〜!」


「これ、おいしいわよ。今食べる?」


「食べる食べる〜」




 俺は舞が持ってきてくれた、高級焼肉弁当を食べる。


「うん、本当に美味い!」


「ふふ、そうでしょ。はい、お茶」


「サンキュー」


 舞が持ってきてくれたペットボトルのお茶を飲みながら、焼肉弁当を食べる。


「美味いな〜」


「ねえ、公介」


「なんだ?」


「私もちょっと食べたいんだけど……」


「ああ、もちろんいいぞ。はい、あ〜ん」


「違うわ、そうじゃなくて」


「そうじゃなくて?」


「あの、その〜……」


「あ、まさか……」


「……」


「口移ししてほしいのか?」


「はい……」


「舞は変態だな〜」


「うう……」


「いいぜ、ちょっと待っててくれ」


「お願いします……」


 俺は焼肉を口に入れる。


 咀嚼する。


 舞にキスをする。


 口移しで、舞に焼肉を食べさせてあげる。


「あむ、もぐもぐ……お、美味しいわ!」


「そうか、それはよかった」


「公介、おかわり! 今度はお米も一緒に」


「オーケー!」


 俺は焼肉とお米を口に入れる。


 そして咀嚼。


 人気急上昇中の新人アイドルに、高級焼肉弁当を口移しで食べさせてあげた……。

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