第22話 ブルマ
今日は舞の仕事が夕方からなので、お昼まで一緒にいられる。
というわけで、昨夜もたくさんイチャイチャして、愛し合って、朝もゆっくり起きた。
遅い朝ご飯を一緒に食べて、さあ何して遊ぼうかと思ったが……。
「さあ、公介、トレーニングの時間よ」
「ええ〜……今日はせっかく舞がいるんだから、イチャイチャしたいよ〜」
「ダメよ。公介の健康のためなんだから、はい、頑張りましょう」
「は〜い、わかりましたよ〜」
「ふふ、それじゃあ公介はトレーニングを始めて」
「舞はどうするんだ?」
「私は公介が楽しくトレーニングできるように、準備してくるから」
「わかった。楽しみにしてるよ」
舞に言われた通り、トレーニング開始!
「橘くーん、遅れてごめんなさい」
「え? おおっ!」
舞がセクシーな体操服のコスプレをして戻ってきた。もちろんブルマを穿いている。国民的アイドルのブルマ姿だ〜!
「ふふ、今日の私は部活のマネージャーよ」
「それ、めちゃくちゃいいかも。すごい頑張れそう」
美人マネージャーと恋愛って、青春っぽくていいな。
というわけで、ブルマを穿いた女子マネージャーに応援されながら、トレーニングに励む。
「さあ、頑張って、橘くん」
「おう」
「大会が近いからね。気合いを入れてトレーニングするのよ。集中、集中!」
「は、はい!」
「どうしたの? ペースが落ちてきたわよ」
「はあ……はあ……」
「そんなんじゃ大会で優勝できないわよ。さあ、もっと気合いを入れて、ほら、頑張って!」
「ぜえ……ぜえ……が、頑張ります!」
「いいぞ、いいぞ、ラストスパートだ〜!」
「お、お〜!」
やっと、今日のトレーニングが終わった。
「お疲れさま、橘くん」
「あ、ありがとう、マネージャー」
タオルと飲み物をもらう。
「気合いの入った、いい練習だったわ。これなら大会もバッチリね」
「……」
「どうしたの?」
「いくら練習しても、不安なんだ……本当に勝てるのか……」
「大丈夫よ。橘くんの実力なら必ず優勝できるわ」
「マネージャー……」
「そうだ、もし全国大会で優勝したら、私がとっておきのご褒美をあげるわ」
「ご褒美? なに?」
「それは優勝してからのお楽しみ」
「わ、わかった……」
というわけで、俺が何かの部活の大会で優勝した……という設定。
「おめでとう、橘くん!」
「ありがとう! マネージャーがずっと支えてくれたおかげだよ」
「ふふ、橘くんが頑張ったからだよ」
「そ、それでさ……ご褒美のことなんだけど」
「何の話?」
「ええっ……そんなあ」
「うふふ、冗談よ。ちゃんとあげるわ、ご褒美……」
「よかった……で、ご褒美っていうのは?」
「わかっているんでしょ……ご褒美は、私よ」
「マ、マネージャー……」
「さあ、トレーニングで鍛えた身体を私にぶつけて!」
「わ、わかった、マネージャー……マネージャ〜!」
ブルマを穿いて、部活の女子マネージャーになってくれた国民的アイドルに、いろんなお世話をしてもらった……。




