表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/308

第22話 ブルマ

 今日は舞の仕事が夕方からなので、お昼まで一緒にいられる。

 

 というわけで、昨夜もたくさんイチャイチャして、愛し合って、朝もゆっくり起きた。


 遅い朝ご飯を一緒に食べて、さあ何して遊ぼうかと思ったが……。


「さあ、公介、トレーニングの時間よ」


「ええ〜……今日はせっかく舞がいるんだから、イチャイチャしたいよ〜」


「ダメよ。公介の健康のためなんだから、はい、頑張りましょう」


「は〜い、わかりましたよ〜」


「ふふ、それじゃあ公介はトレーニングを始めて」


「舞はどうするんだ?」


「私は公介が楽しくトレーニングできるように、準備してくるから」


「わかった。楽しみにしてるよ」


 舞に言われた通り、トレーニング開始!




「橘くーん、遅れてごめんなさい」


「え? おおっ!」


 舞がセクシーな体操服のコスプレをして戻ってきた。もちろんブルマを穿いている。国民的アイドルのブルマ姿だ〜!


「ふふ、今日の私は部活のマネージャーよ」


「それ、めちゃくちゃいいかも。すごい頑張れそう」


 美人マネージャーと恋愛って、青春っぽくていいな。


 というわけで、ブルマを穿いた女子マネージャーに応援されながら、トレーニングに励む。


「さあ、頑張って、橘くん」


「おう」


「大会が近いからね。気合いを入れてトレーニングするのよ。集中、集中!」


「は、はい!」


「どうしたの? ペースが落ちてきたわよ」


「はあ……はあ……」


「そんなんじゃ大会で優勝できないわよ。さあ、もっと気合いを入れて、ほら、頑張って!」


「ぜえ……ぜえ……が、頑張ります!」


「いいぞ、いいぞ、ラストスパートだ〜!」


「お、お〜!」




 やっと、今日のトレーニングが終わった。


「お疲れさま、橘くん」


「あ、ありがとう、マネージャー」


 タオルと飲み物をもらう。


「気合いの入った、いい練習だったわ。これなら大会もバッチリね」


「……」


「どうしたの?」


「いくら練習しても、不安なんだ……本当に勝てるのか……」


「大丈夫よ。橘くんの実力なら必ず優勝できるわ」


「マネージャー……」


「そうだ、もし全国大会で優勝したら、私がとっておきのご褒美をあげるわ」


「ご褒美? なに?」


「それは優勝してからのお楽しみ」


「わ、わかった……」




 というわけで、俺が何かの部活の大会で優勝した……という設定。


「おめでとう、橘くん!」


「ありがとう! マネージャーがずっと支えてくれたおかげだよ」


「ふふ、橘くんが頑張ったからだよ」


「そ、それでさ……ご褒美のことなんだけど」


「何の話?」


「ええっ……そんなあ」


「うふふ、冗談よ。ちゃんとあげるわ、ご褒美……」


「よかった……で、ご褒美っていうのは?」


「わかっているんでしょ……ご褒美は、私よ」


「マ、マネージャー……」


「さあ、トレーニングで鍛えた身体を私にぶつけて!」


「わ、わかった、マネージャー……マネージャ〜!」


 ブルマを穿いて、部活の女子マネージャーになってくれた国民的アイドルに、いろんなお世話をしてもらった……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ