第218話 犬5
俺はゲームをしながら、舞の帰りを待つ。
「ただいま〜」
「あ、舞、おかえり〜!」
俺は舞に甘える。
「よしよし、今日もコスプレをして公介にサービスしてあげるからね」
「やった〜!」
「あら、ゲームしてたのね。今着替えてくるから、公介はゲームしてて」
「わかった」
ゲームをしながら舞を待つ。
「わんわーん!」
「お、おお!」
今日のコスプレは犬だった。もちろん、露出度の高いエッチなワンちゃんだ!
舞が俺の隣で犬のようにお座りする。
「はは、ゲームが終わるまで待っててくれるのか?」
「わん」
「いい子だな〜」
俺は舞の頭を撫でてあげる。
「く〜ん」
「よし、このチャプターをクリアしたら遊ぼうな」
「わん!」
俺はボスに苦戦する。
「強いな〜、こいつ、早く舞と遊びたいのにな〜」
「ぐるる……わん、わん!」
舞がゲーム画面に向かって吠える。
「おお、舞、一緒に戦ってくれているのか?」
「わん!」
「よ〜し、今度こそ倒してやるぞ!」
「わおーん!」
俺はまた負けてしまった。
「く〜ん」
「すまん、舞。先に遊ぼうか?」
「あうん」
「ダメ?」
「わんわん!」
「なんだって?」
「わんわんわん!」
「私がやるって?」
「わうん」
舞が頷く。
「わかった、まかせたぜ」
「わふう」
舞にコントローラを渡す。
国民的アイドルが、夜は犬になってゲームをしているとは、誰も思わないだろう。
舞がボスを撃破!
「舞、すごいぞ!」
「わおーん!」
「よしよし、いい子だ、褒めてやるぞ〜」
舞の全身をなでなでしてあげる。
「わうん、あはん」
「ほれほれ〜」
「あん、く〜ん」
「それじゃあ、舞、寝室でいっぱい遊ぶぞ〜」
「わん!」
飼い犬になった国民的アイドルと、愛し合った……。




