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第213話 ドッキリ

 高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。




 夜。


 俺の部屋。


 俺は舞が出演するテレビ番組を観ていた。


 ドッキリ番組で、舞がとある学校にこっそり潜入して、最後に全校生徒の前で正体を明かす。


 舞を見て、全校生徒が驚きと嬉しさでパニック状態になる。


「おー、そうだよな、嬉しいよな。あ、もう泣いちゃってる生徒もいるな、気持ちはわかるぞ」


 舞は感動するくらい綺麗だからな。


 俺も舞が綺麗すぎて、たまに泣きたくなるぜ。




 番組が終わる。


「あー、おもしろかった。じゃあゲームやりますか!」




 舞が裏口からこっそり遊びに来る。


 俺は裏口に舞を迎えに行く。




 俺の部屋。


「はは、舞〜」


 俺は舞に甘える。


「あはは、公介〜」


 舞も俺を可愛がってくれる。


「舞、うう……」


 急に泣き出す俺。


「公介、どうして泣いてるの?」


「いや、舞が綺麗すぎて、なんか泣けてきた」


「ふふ、何よそれ」


「いや、今日舞が出てたドッキリ番組を観だんだけどさ、ほら、舞がこっそり学校に潜入するやつ」


「ええ、覚えてるわ」


「舞が登場したら、感動して泣いちゃってる生徒もいただろ。それ思い出したら、俺も泣けてきた」


「あはは、そういうことだったのね」


「舞、お前は綺麗すぎるんだよ、うわ〜ん」


「また泣くの? うふふ、ほら、こっちおいで」


 舞が慰めてくれる。


「よ〜しよし、公介、いい子だから、泣かないで」


「うう、舞〜!」


 人気急上昇中の新人アイドルに、泣きながら甘えた……。

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