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第209話 誕生日2

 今日は俺の誕生日。


 そして明日は舞の誕生日。


 二人とも20歳になる。


 舞が仕事の帰りに、有名ブランドの高級ケーキを買ってきてくれる。




 夜。


「公介、ただいま〜」


「舞、おかえり〜」


「お誕生日おめでとう、公介。ケーキ買ってきたわよ」


「舞、ありがとう!」




 舞と一緒にケーキを食べる。


「このケーキ美味しい〜」


「ふふ、よかったわ」


「今日だけ俺の方が年上だな、舞」


「それ、毎年言ってるわよ」


「お兄ちゃんと呼べ!」


「はいはい、公介お兄ちゃん」


「舞、ケーキ食べさせて〜」


「はい、お兄ちゃん、あ〜ん」


「あ〜ん」


 舞とイチャイチャしながら、誕生日を祝った。




「お、もうちょっとで、日付が変わるぞ」


「そうね、お兄ちゃん」


「変わった、舞、お誕生日おめでと〜!」


「うふふ、ありがとう。これでまた同い年ね、公介。じゃあ、残りのケーキを食べましょう」


「今度は俺が食べさせてやるぞ。はい、あ〜ん」


「あ〜ん」




 二人とも20歳になったが、俺も舞もタバコを吸うつもりは今のところない。


 まあ、舞は映画やドラマの仕事で吸うことはあるかもしれないが。


 お酒に関しても、今はいいかなと思う。


 舞もお酒が飲めないキャラの方が、飲み会とか断りやすいしな。


 舞に早く帰ってきてほしい俺としては、そっちの方が好都合だ。




「公介、プレゼントの準備があるから、ちょっと待っててね」


「わかった」


 これは……あれだな。身体にリボンを巻いて、私をプレゼントってやつだな!




「公介、今年も私をプレゼントです」


「お、おお!」


 舞は予想通り、身体に真っ赤なリボンを巻いて戻ってきた。


「舞、わかってても嬉しいよ、最高だよ!」


「うふふ、それじゃあ、プレゼント受け取ってちょうだい」


 誕生日プレゼントになってくれた国民的アイドルを、ありがたくいただいた……。

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