第202話 馬
今日は国民的アイドルがコスプレしてサービスしてくれる日だ。
あ〜、舞、早くイチャイチャさせてくれ〜!
「ひひ〜ん」
「お、おお……」
今日のコスプレは馬だった。リアルな馬のマスクを被り、身体は体操服でブルマを穿いている。
「公介、どうかしら?」
「いや、ブルマはすごくいいけど、顔が馬じゃないか」
「いやなの?」
「舞の綺麗すぎるお顔が見たいよ〜」
「まあまあ、今日はとりあえず馬とイチャイチャしましょう。楽しいかもしれないじゃない」
「しょうがないな……」
というわけで、馬とイチャイチャする。
「馬とイチャイチャって、何するんだよ?」
「もちろん、乗馬よ」
そう言って、舞がよつんばいになる。
「お馬さんごっこだな」
「ひひーん」
舞が肯定するように、ブルマに包まれたお尻を振る。
「じゃあ、乗らせてもらいます」
舞に乗る。
「ひひーん!」
舞が部屋の中を歩き出す。
まさか、国民的アイドルが夜は馬になって男を乗せて歩いているとは、誰も思わないだろう。
「ぱからっ、ぱからっ」
舞は楽しそうに、口で馬の足音を再現しながら歩いている。
「公介、楽しい?」
「わ〜い、楽しい〜」
俺は乗馬気分で、舞のお尻を軽く叩く。
「ひひ〜ん!」
舞がスピードを上げる。
「お、おい、舞、無理するなよ」
「ふふ、大丈夫よ」
「スピードはゆっくりでいいからな。それっ」
また舞のお尻を軽く叩く。
「あん、ふふ、ひひ〜ん!」
舞と楽しくお馬さんごっこをした。
「ぱからっ、ぱからっ!」
「舞、楽しかったよ、ありがとう」
「ふふ、よかったわ」
舞は馬のマスクを取ると、俺の腕を口でハムハムする。
「ま、舞、何してるんだ?」
「馬の愛情表現らしいわ。身体や手をハムハムするの。ハムハム」
「ああ、気持ちいい〜」
ハムハムしてくれる舞の頭をなでなでしてあげる。
「うふふ、ハムハム」
「舞、そろそろ寝室に行こう。そして、今度は大人のお馬さんごっこをするぞ!」
「ひひ〜ん!」
馬になってくれた国民的アイドルと、お馬さんごっこをした……。




