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第2話 メイド服

「う〜ん……」


 朝、目を覚ます。


「あれ、舞……?」


 ベッドで一緒に寝ていた舞がいない。


 リビングに行くと、舞が仕事に行く準備をしていた。


「あ、おはよう、公介」


「おはよう、舞」


「私、もう仕事に行くから、今日もお留守番よろしくね」


「わかった」


「それじゃ、んー」


 舞が唇を突き出して、行ってらっしゃいのキスをおねだりする。


 国民的アイドルの愛らしい仕草に朝からドキドキする。


「行ってらっしゃい、チュッ」


 舞の唇に、今日もお仕事頑張っての想いを込めてキス。


「は〜い、行ってきまーす!」


 舞が元気に仕事へ行くのを見送った。



 さて、まずは朝ご飯を食べよう。


 食事は作り置きの料理を食べることが多い。


 舞が忙しい中、まとめて数日分の調理をしておいてくれるのだ。


 外食はできないが、国民的アイドルの手料理を毎日食べられるのだから幸せだ。


 朝ご飯を食べ終わると、家の掃除や洗濯を済ませる。


 それが終わったら、運動不足にならないようにトレーニングする。


 舞がいろんなトレーニング用の器具を用意してくれているので、それを使って体を鍛える。


 トレーニングが終わったらシャワーを浴び、汗を流す。


 俺はこの家に来てから、だいたい毎日こんな感じで過ごしている。


 このあとは、昼ご飯を食べてから、本を読んだりゲームをしたりと、その日の気分で過ごす。




 夜になり、舞が帰宅。


「舞、おかえり〜」


 俺はさっそく舞に甘える。


「ただいま、公介。今日もちゃんとお留守番できた?」


「うん、寂しかったけど……」


「偉いね〜、いい子だね〜」


 そう言ってよしよし、なでなでしてくれる。


「ああっ、舞〜」


「うふふ……あ、そうだ。公介、ちょっとソファーに座って待っていて」


「うん、わかった」


 舞が寝室へ行く。


 俺は言われた通り、ソファーに座る。


 ああ、早く舞とイチャイチャしたいな〜と思いながら待っていると……。


「お待たせしました、ご主人様」


「お、おおっ!」


 舞がメイド服を着て戻って来た。


 それも、露出度の高いセクシーなメイド服だ。


「ご主人様、このメイド服どうですか? 気に入っていただけましたか?」


「あ、ああ……すっごく綺麗で、セクシーで、最高だよ!」


「ありがとうございます。嬉しいです、ご主人様」


「本当に素敵だよ……舞」


「うふふ、公介をよろこばせてあげるために、同棲を始める前から、たくさんのコスプレ衣装を用意しておいたのよ」


「他にもたくさんあるのか……それは楽しみだ」


「私、公介が家から出られなくてストレスがたまっていないか心配なの……。だからね、これからいろんなコスプレをして、いっぱいサービスしてあげる。今日は最初だから、王道のメイドさんで」


「ま、舞……俺、舞のそばにいられるだけで幸せだし、別にストレスなんてたまっていないけど、心配してくれて嬉しいよ」


 感動した俺は、舞を抱き寄せて頭を撫でてあげる。


「あんっ……うふふ」


 舞は幸せそうに目を細めると、猫のように頭をぐりぐりと押しつけてくる。か、可愛すぎる!


「それでは愛しいご主人様、今夜はたっぷりご奉仕させていただきますね」


「あ、ああ……よろしくお願いします!」


 セクシーメイドになった国民的アイドルに、たっぷりご奉仕してもらった……。

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