第194話 ゲーム4
高校生の頃の話。舞は人気急上昇中の新人アイドル。
夜。
俺の部屋。
俺は一人でゲームをしていた。
「まったくわかんないぜ……」
ゲームの謎解きがわからなくて、俺は困っていた。
「く、落ち着け、リラックスして、頭を柔らかくしろ……ダメだ、全然わからない!」
舞が裏口からこっそり遊びに来る。
俺は舞を裏口に迎えに行く。
俺の部屋。
「ん〜、舞〜」
舞に甘える俺。
「うふふ、公介、元気だった?」
「うん、元気だけど……寂しかったよ〜」
「私もよ、公介。よしよし、いい子いい子〜」
「あふう……」
舞に可愛がってもらった。
「公介、ゲームしてたのね?」
「ああ、そうなんだよ。もうそこでずっと止まっててさ〜、考えすぎてもう頭が熱いよ」
「どれどれ」
舞が自分の額を俺の額にくっつける。
「熱はないから安心して」
「舞……チュッ」
「んっ」
綺麗すぎる舞と近い距離で見つめ合って、俺はついキスをしてしまう。
「うふふ、私は熱を計ろうとしただけよ」
「はは、まあいいじゃないか。舞、ゲームを手伝ってくれ」
「ええ、まかせて」
舞とゲームをする。
「こういうことなんじゃないかしら」
「おお、なんかそれっぽいな……あ、開いた!」
「当たってたみたいね」
「さすがだ、舞。俺はこのままここで夜を明かすのかと思ったぜ」
「ふふ、さあ、続きをどうぞ」
「いや、舞がこのままプレイしてくれ」
「いいの?」
「うん、俺は舞に甘える〜!」
「あん、うふふ、じゃあゲームさせてもらうわね」
ゲームをする舞に、甘える俺。
人気急上昇中の新人アイドルと、ゲームを楽しんだ……。