第193話 お花見
舞が仕事から帰ってきた。
「舞、おかえり〜!」
「ただいま、公介」
「ああ、舞〜」
俺は舞に甘える。
「うふふ、公介、今日はお花見ごっこしながら、イチャイチャしましょう」
「お花見ごっこか。いいね、やろうぜ!」
「じゃあ、料理するからちょっと待っててね」
「は〜い」
というわけで、家の中でお花見ごっこ。
まず、テレビに桜の映像を流す。
そして、お花見デートという設定で楽しむ。
「舞、見てみろ、桜だぞ」
「ええ、綺麗ね〜」
「ああ……本当に綺麗だな」
「公介、ちゃんと桜見てる?」
「いや、桜を見てる舞を見てた」
「もう、ちゃんと桜を見て〜」
「はは、わかった、見るよ。うん、舞と桜のコンビネーション、最高に綺麗だ!」
「ふふ、ありがと。さあ、お花見の準備をしましょう」
「おう」
床にシートを敷く。
「はい、公介、お弁当作ってきたわ」
「おおっ、おにぎりにからあげ、そして卵焼き、美味しそ〜! いただきま〜す!」
お弁当を食べる。
「舞、美味いぞ!」
「ふふ、よかったわ」
「いや〜、桜を見ながら、恋人の作った美味い弁当を食べる。幸せだぜ!」
「私も、そう言ってくれる恋人がいて幸せよ」
「舞……」
俺は舞を抱きしめる。
「あん、ダメよ、公介、みんながいる花見会場では、恥ずかしいわ……」
「わかった……じゃあ、俺の家に来ないか?」
「ええ、行くわ」
「じゃあ行こう、すぐに行こう!」
二人で寝室に行く。
「ま、舞、これは……」
舞の下着は、桜色だった。
「ふふ、お花見にあわさてみたの」
「最高だよ、舞、とっても綺麗だ!」
「公介〜!」
「舞〜!」
国民的アイドルと、お花見を楽しんだ……。