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第190話 可愛がる6

 舞がアイドルになる前の日常。中学生の頃の話。




 春休み


「公介〜……」


「う〜ん」


 昨日は舞とゲームして、そのまま俺のベッドで一緒に寝た。


「公介〜」


「ふわ〜、舞、おはよ」


「公介〜!」


「ん?」


 舞がベッドで俺に抱きついて甘えてくる。


「どうした、舞?」


「公介、私、私……」


「さては、甘えたい日だな?」


「正解です……」


 母性が強い舞は、俺に甘えられるのが大好きだが、たまに甘えん坊になる。


「学校も春休みだしな、甘えたいだけ甘えてくれ、舞」


「ありがと。じゃあ、遠慮なく、公介〜!」


 朝から舞を可愛がってあげた。




「あふう、公介……」


「はは、そろそろご飯食べようか」


 舞と手をつなぎながらキッチンへ。


 昼間は親がいないことが多い。


 舞にご飯を作ってもらいたいが、舞は甘えん坊モードだ。


「舞、後ろからずっとくっついてるからさ、ご飯作ってくれ」


「いいわよ〜」


 俺は料理の邪魔にならないようにしながら、舞にくっつき続ける。


「うふふ、公介〜」


「何だ、舞?」


「呼んだだけ〜」


「はは、何だよそれ〜」




 舞と一緒に昼食を食べる。


「美味いぞ、舞」


「えへへ、やった〜! ねえ、公介〜」


「何だ?」


「食べさせてちょうだい」


「いいぞ、ほら、あ〜ん」


「あ〜ん」




 俺の部屋。


 ソファーに舞と並んで座って、一緒に映画を観る。


「公介〜」


 舞が映画を観ながら俺にくっついて甘えてくる。


 俺はそんな舞をなでなでしてあげる。


「よしよし、舞、いい子だな」


「はふう、公介〜」




 夕方。


 舞が自宅に戻る。




 俺はお風呂に入ってから、夜ご飯を食べる。




 舞が俺の部屋に遊びに来る。


「こんばんは、公介」


「こんばんは〜。あれ、舞、もしかして甘えん坊モードは終ったのか?」


「ええ、そうよ。今日はたくさん可愛がってくれてありがとね。それじゃ、ゲームしましょう」


「オーケー、やろうぜ!」


 美しすぎる幼馴染を、可愛がってあげた……。

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